小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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参考までに、本の引用を添付

投稿者: exh1868 投稿日時: 2002/12/22 23:00 投稿番号: [34173 / 232612]
沖縄はアメリカの対日関係を完壁に表現するものである。

1995年、12歳の学童のレイプ事件後、大々的な抗議が起こった。

その後、決断力のある沖縄県知事大田昌秀は、国の使用期限が切れる米軍用地の強制使用に必要な署名を拒否した。

それでどうなったか。東京の首相が大田知事に代わって代理署名をした。

さらに、抗議を和らげるために、東京は、2、3の基地移転計画を発表した。

この計画を新聞を読んではじめて知った移転先の市長たちは、管轄地に米軍基地を迎えるという名誉を断ってしまった。

最終的に日本の最高裁判所は、米軍基地にかんしては日本の市民には財産権がないとする裁定を下した。


前世紀、近代化事業に駆りたてたのは、ペリー来航後に調印された不平等条約にたいする寡頭政治執政者たちの遺恨だった。

それらを退けるためには、まず西洋と対等であると証明しなければならない、と彼らは考えた。

こうして、工業経済、未遂に終わった帝国主義、また原宿を占拠するエルヴィス・プレスリーたちなど多くのものを生みだす長きにわたる努力がはじまったのである。

もし日本人を理解しようという気があるならば、アメリカ人はまず第一に、均衡がひっくり返っていることを認識しなければならない。

日本人は西洋に追いついた。

彼らはいまや、自分たちがだれなのかを明らかにし、自己を証明しなければならない。

西洋はもはや鏡をもってはいない。

鏡は向きを変えておりその中に日本人は白分自身の姿を見ているのである。


賞賛が一気に憎しみに変わることがないとすれば、いまやアメリカはそれを理解するときである。

日本人に必要かだけじっくりと鏡をみつめさせるときである。

あらゆる装いをまとった依存のサイクルを   ・・・・・   非民主的権威にたいする日本人の依存、その依存にたいするわれわれの依存を   ・・・・・   打ち切るときなのである。

アメリカとの緊密な絆を断ちきろうと言う日本人を、私はほとんど、いや、ひとりも知らない。

しかし、ほとんどすべての者が、目下の情勢けそのロジカルな結論にたっしていると   (超えていないならばだが)、認めている。

アメリカとの健全な関係がさらに遠いものになることは避けられまい。


この種の変化にたいする恐怖が両国できわだっている。

何も変わらぬまま何年も経た後では当然であろう。

けれども、日本人が自分で選ぶもの以外には、抑制するものはなんらあろうはずがない。

アメリカは、彼らが自分で作る国がアメリカの望むようなものである場合にかぎり、日本にたいする拘束を断つ、ということはできない。

いまだに5万近くの軍を駐留させるほど、アメリカ人に日本をこだわらせてきたものは何なのか。

ビンの中の軍国主義者の精霊   (ジン)   ではない   ・・・・・   そんなことはもうだれにも信じられない。

アメリカ人が心配しているのは、依然として、中立   (とその対である競争)、言い換えれば、太平洋に独自の地図をもち、ワシントンの地図には無関心の日本である。

はっきり言えば、それがより現実的な恐怖なのである。

局外中立の日本はワシントンの冷戦の悪夢だった。

いまでは、競争力のある日本   ・・・・・   強力にして、経済的に封じ込められていない日本に   ・・・・・   変わった。

海外における日本の莫大な権益を考えると、どっちつかずの日本は、軍国主義に生まれかわる日本と同じく非現実的であることがわかる。

しかし、そのどちらであろうとも、米軍はそれとはいっさい関係することはない。

何がどう転んでも、アメリカはこの問題は自分たちが決めることだと言いつづけることはできない。





『日本人だけが知らない日本のカラクリ』

新潮社2000年発行、p.339より引用、パトリック・スミス著   (米国人ジャーナリストで元ニューヨーク・タイムズ記者)
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