小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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岡本幸夫氏に関する記述箇所

投稿者: jig1868 投稿日時: 2002/11/29 12:23 投稿番号: [27275 / 232612]
湾岸戦争から数年後、私は著述家でテレビのコメンテイターでもある岡本行夫と会った。

22年間、外交官をつとめた人物で、アメリカについてしっかりした意見の持ち主だった。

岡本は日米両国がいかに相互に補完しているかを詳しく語った。

両国の相違すら、文化的、経済的な相違すら、互いをむすびつけるのに役立つはずだ、と。

話を聞きながら、私はこの会話の流れは私がアメリカ人であることと関係がありそうだ、とたびたび感じた。

そこで、質問をぶつけてみた。

両国関係の機構、すなわち平和憲法、そしてその姉妹編のテクスト、1951年に調印され、その後改定された安保条約について、再考の必要はないのだろうか、どう考えますか?

岡本は窮屈そうに体を動かし、しばらく私をみつめた。

彼が口を開いたときには、ふたりのあいだに垂れていたカーテンが急に開いたかのようだった。

「たぶんマッカーサーは正しかったのだ。日本人は12歳だから、銃を取りあげて、安全保障を与えようと言ったことです。あの歴史的状況では、それは避けられなかった。ところが、その見方が変わっていない。また、この事実を持ちだしたとたんに、『おまえは右翼だ』   と言われる。そして、穏健な知識人と主流の社会から尊敬されなくなる。言わねばならないのは・・・」

岡本はここで中断し、やがてもっと穏やかな口調でつづけた。

「この柔軟性のなさが国際社会の現実から日本をどんどん引き離している。『争いはいけない。調和が大切だ』   というわけです。湾岸戦争が起こると、マスコミと知識人がどなり出した。『対話がなければならない。ブツシュとフセインは話し合うべきだ』。人は自分の価値が何なのか、わかっていないときに、こういう安っぽい平和主義の概念を持ちだすのです。戦後の日本ではもっぱら、対話を持たねばならないということになる。対話のための対話だが。ノーマル・・・・・世界との関係は、いまよりもずっと普通なものにできるはずなのだノーマル   「普通」   とは、私が岡本と会った頃、問題になっていた言葉だった。

小沢一郎が当時出した著書   『日本改造計画』   のなかで使い、流行させていた。

「   『普通の国』   とは何か」   と小沢は問うた。

それは、ひとつには、国際社会において当然とされるその国が負うべきことを自らの責任で行ない、国際協調の責任と役割を果たすことである、と小沢は論じた。さらに、


    ・・・・・   日本国内でしか通用しないことをいい立てたり、国際杜会の圧力を理由にして仕方なくやるようなことはしない。

    ・・・・・   国際社会におけるコストの負担という側面から考えてみたい。

    ・・・・・   日本は本当の意味で   「国家」   と呼べるだけの機能を果たしてきたのだろうか。







『日本人だけが知らない日本のカラクリ』   p.332から引用
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