小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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米国による間接統治

投稿者: jig1868 投稿日時: 2002/11/26 21:10 投稿番号: [26307 / 232612]
しかし、1945年以降のアメリカはどうだっただろうか。

戦後の世界にあって、「アメリカの世紀」   は、ほかのどこよりも太平洋で、また太平洋のどこよりも日本において隆盛をきわめるに至った。

1945年から52年までの日本占領は、連合国による占領とは名目にすぎなかった。

ダグラス・マッカーサーは連合国軍最高司令官   (SCAP)   と呼ばれたが、その総司令部   (GHQ)   は事実上、アメリカの前哨基地だった。

日本人ならばだれでもこのアルファベットの略語を知るように、日本の戦後進路を決定したのがアメリカ人であったことはだれもが知ることである。



第二次世界大戦後、アメリカは独自のアメリカ版オリエンタリズムを生みだした。

日本人と日本をある種の人びとが住むある種の国として心にとどめただけではなかった。

さらに一歩進めて、頭のなかで思い浮かべたとおりに国と国民を作りあげてしまった。

もちろん、アメリカ人が単独でやり遂げたわけではない。

アメリカは皮肉に気づくフリすらみせずに、日本を対米戦争へと引きこんだ日本人の支援を取りつけた。

かつて英国はこれを間接統治と呼び、もっぱらアフリカの領地で使ったが、アメリカ人は、それが日本においてもってこいの得策であることに気がついた。



『日本人だけが知らない日本のカラクリ』

新潮社2000年発行、p.17より引用、パトリック・スミス著   (米国人ジャーナリストで元ニューヨーク・タイムズ記者)
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