コーヒーブレイク
投稿者: isashi1243 投稿日時: 2002/11/25 08:54 投稿番号: [25888 / 232612]
とても身近とはいえない。
はるかに遠い世界のことだ。
私たちの生活に直接の影響を与えるとも思えない。
しかし、そのことを考えると私たちの生きている世界の不思議さを心底から実感する。
そんなものの一つにブラックホールがある。
このところブラックホールをめぐるニュースが相次いだ。
太陽系もその一部である銀河系の中心にブラックホールがある。
日米のX線天文衛星がその確実な証拠をとらえた。
もう一つは米国からの報で、4億光年かなたに双子のブラックホールを見つけた。
二つの銀河が衝突した結果のことらしい。
大きな星の寿命が尽きて縮んでいく。
その行き着く先がブラックホールである。
仮に野球の大きさほどのブラックホールだとすると重さは地球の5倍にのぼる。
そこでは重力があまりに強くて、光さえ脱出できない。
中心には特異点という物質密度が無限のところがあるという。
宇宙の終末を描こうとした『宇宙のエンドゲーム』(徳間書店)によると、
「特異点は、他の宇宙への出入り口なのかもしれない」。
ブラックホールの内部に入ったらどんなものでも私たちの宇宙に戻ることはできないが、
別の宇宙に紛れ込む可能性はある、と。
宇宙を「無量無辺、無始無終」と形容したのは福沢諭吉だった。
今は宇宙の大きさ、さらに始まりと終わりまでかなり解明されてきた。
福沢が言う地球の芥子粒のような小ささとそこに生きる人間のちっぽけさの実感は深まるばかりだ。
些事に追われるばかりのときは、そんな宇宙のことを考えてみる。
(天声人語)
これは メッセージ 25887 (tannjundane01 さん)への返信です.
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