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「国家の品格」、100万部突破

投稿者: shinzerosen 投稿日時: 2006/03/13 20:56 投稿番号: [226934 / 232612]
藤原正彦さんの「国家の品格」、100万部突破

  数学者・藤原正彦さんの「国家の品格」(新潮新書)が13日、累計100万部に達した。

  発売124日目のミリオンセラー達成は、400万部を超えた解剖学者・養老孟司さんの「バカの壁」(同)より8日早い記録という。

(2006年3月13日20時11分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20060313i513.htm?from=main5

本書は500万部でも600万部でも売れて欲しい本です。どのページにも藤原氏の日本を愛する情熱があふれています。図書館で借りたりせずに(たぶん何ヶ月も待たされます)、是非家庭に一冊おいて、家族一人一人に熟読していただきたい本だと思います。

本書の一部を引用します。

>国民は永遠に成熟しない。放っておくと、民主主義すなわち主権在民が戦争を起こす。国を潰し、事によったら地球まで潰してしまう。
それを防ぐために必要なものが、実はエリートなんです。真のエリートというものが、民主主義であれ何であれ、国家には絶対必要ということです。この人達が、暴走の危険を原理的にはらむ民主主義を抑制するのです。
真のエリートには二つの条件があります。第一に、文学、哲学、歴史、芸術、科学といった、なんの役にも立たないような教養をたっぷりと身につけていること。そうした教養を背景として、庶民とは比較にもならないような圧倒的な大局観や総合判断力を持っていること。これが第一条件です。
第二条件は、「いざ」となれば国家、国民のために喜んで命を捨てる気概があることです。この真のエリートが、今日本からいなくなってしまいました。
昔はいました。旧制中学、旧制高校は、こうした意味でのエリート養成機関でした。旧制一高の校歌の中に「栄華の巷、低く見て」という歌詞があって、時に「悪しきエリート主義」の象徴みたいにいわれますけど、この歌詞はある本質をついていると言える。真のエリートには、俗世に拘泥しない精神性が求められるからです。

中略

>旧制中学を(占領軍が)潰したのは慧眼といおうか、彼らの思惑通り、六十年後の現在、真のエリートが日本からいなくなり、国家は弱体化してしまいました。
確かに財務省を筆頭に、霞ヶ関には東大を優秀な成績で出た人がいっぱいいます。しかしそれは、いわゆる「偏差値エリート」にすぎません。「偏差値が高い」というのも確かに能力には違いいありませんが、それは片足ケンケンがうまいのと同じようなもので、国のためにはあまり役立たない。先の二つの条件を充たす「真のエリート」がどうしても必要です。
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