小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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>J氏「告白」から3点

投稿者: komash0427 投稿日時: 2005/11/24 18:33 投稿番号: [223537 / 232612]
>最近、古田博司の『東アジア「反日トライアングル』(2005)を読んだのですが、
>モヤモヤしたものが、ずばりと書いておりましてスッキリ!
>と言いたいところですが、どうも消化不良でついていけないところが多かったです。
>(笑)

僕もせんだってこの本を読みました。
月刊誌に寄稿していたいくつかの論文を寄せ集めた本のためか(04年、05年所収のものが中心でしたか)、繰り返される主張はダイジェスト版であり、ワンフレーズってところでしょうか。

この人の主張を理解するには、「東アジアの思想風景」とか「東アジア・イデオロギーを超えて」あたりを一度読んだほうがよさそうですね。


なぜ韓国が反米親北まっしぐらになってしまったのか。盧武鉉を取り巻く原理主義者がいるわけですが、以前eastさんが言っておりましたのと同様に、97年の通貨危機によりIMFの厳しい管理政策が遠因となり(彼らの自尊心を打ち砕いて)、今のような屈折したナショナリズムが芽生えてしまったというような説明が印象的です。

朝鮮民族とはどいうものであるかをよく知る同氏の「拉致解決に妥協をしてはならない」し、このことと引き換えに「過去の清算」を受け入れたりしてはならないという主張は、説得力がありました。


盧武鉉政権になり、親北化し、また労働紛争も頻発して(大統領自身が労働運動の弁護士出身)、そうしたことを危惧する資本家・企業の海外逃避は深刻なようですね。中小企業の70%が中国へ移転したとか(これはこれでリスクもあるでしょうが)、資産家・富裕層の多くが子息たちを米国などへ留学させているとか。

当たり前といえば当たり前ですが、容金政策に韓国の少なからずの人々が危惧をしており、韓国は深刻な空洞化を迎えているようです。

(盧武鉉自身の弁護士時代の「出自」みたいなものがよくわかっていないらしいですね。ひょっとしたら北と何らかのつながりがあったのでは?ということを匂わせていました)

また柳美里や姜教授殿に関する批評はとてもよくわかりやすく説明していました。
彼らの心にも、恨晴(ハンプリ)を欠かせない民族心がある、だったでしょうか。ただその心象は故郷を長く離れてしまった在日2世、3世には本来のものとは異なってしまっているとか。

この古田氏にしろ木村幹氏にしろ、また重村氏の間に朝鮮半島認識で共通しているかなと思うのは、「半島への贖罪意識」というプリズムを排除して、極力事実に則して朝鮮半島の姿を捕らえようとしている視点を大切にしようということです。

反面和田春樹氏や高崎宗司氏は、曇ったプリズムありありで。

古田氏の好きな言葉は、「現実的なものは教養である」。この人らしいかなと思います。

この人が朝鮮半島に関心をもったのは若い時分に、朝鮮の歌謡を耳にしたときに衝撃を受けたそうです(「朝鮮民族を読み解く」の文庫版あとがきによると。常人とはちょっと異なる感性の持ち主)。その後、研究を積んでその歌謡の内容が金日成賛美歌だと気づいたときは、愕然としてしまったとか。


「皇国史観」が日本版中華思想という指摘については、10年位前に読んだ井沢元彦氏の著述にありました。ただ具体的な理由は触れていなかったので何でだろうと思っていましたが、古田流見方に少し納得しました(これは日本の国学を理解していないとわからないようですね)。

日本は紆余曲折をしながら近代を経て、ポスト近代の今に至っていますが、近代真っ最中の韓国や近代の入り口にいる中国沿海部も、そのまま無事に近代を経てポスト近代へ直線的には行けそうにはないんじゃないでしょうか。
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