小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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東条内閣発足

投稿者: hangyosyufu 投稿日時: 2005/10/27 21:06 投稿番号: [221909 / 232612]
斯くして昭和十六年十月十八日、東条内閣は、国内の鬼畜米英(討米)世論を敵に回してABCD対日包囲陣下の日米和平交渉を妥結しなければならない重大かつ困難な使命を背負って発足した。これが彼らに加えた重圧は、尋常の人間をたちまち押し潰し悶絶昏倒させるほど苛酷であったに違いない。東条内閣の苦悩たるや想像を絶するものがある。

十月二十三日から連日に亘って大本営政府連絡会議が開かれ、三十一日、東条首相が、第一案   新提案による交渉不成立の場合にも戦争を回避して臥薪嘗胆につくこと。

第二案   ただちに開戦を決意し、政戦略の諸施策をこの方針に集中すること。

第三案   戦争決意の下に作戦準備の完整に進む一方、外交施策を続行してこれが妥結に努むること。から成る国策方針を連絡会議の出席者に内示し、十分予備検討の上で翌日の連絡会議にて意見を述べることを求めたところ、十一月一日の連絡会議において午前九時から十七時間にも及ぶ大激論が交わされることになった。   

まず第一案が審議され、永野軍令部総長が第一案を「最下策」と断じ、「米国の戦備は日ごとに強化され、日本は日ごとにジリ貧になりつつある(海軍は一時間に四百トンの油を消費していた)。今日をおいては、日本がアメリカと戦う時機はなく、今日の機を逸すれば、開戦の機は米国の手に委ねられて、再び我に帰る日はない。」と主張すると、賀屋蔵相と東郷外相から質問を受けた。

賀屋「このまま戦争せずに推移し三年後に米艦隊が侵攻してきますか。」
永野「不明だ。五分五分だと思っていただく。」
賀屋「私は来ないと思う。」
東郷「私も米艦隊が攻撃に来るとは思わない。いま戦争する必要はないと思う。」
永野「来らざるを恃む勿れ、ということもある。先は不明、安心できぬ。三年たてば、南の防備が強くなる。敵艦も増える。」
賀屋「それじゃ、いつ戦争したら勝てるのか。」
永野「いま!戦機はあとには来ぬ。」

当時、戦艦、空母、巡洋艦など主力艦の保有数では、我が帝国海軍はアメリカ太平洋艦隊を上回っており、これが永野総長の自信となって表れたのである。だが我が海軍が、開戦後、アメリカ海軍を撃破しても、アメリカの根拠地は我が軍の攻撃圏外にある以上、我が国は武力によってアメリカを屈服させることはできず、当然三年以内に戦争が終結する保証は無く、またアメリカ海軍は優勢な日本海軍との決戦を回避して艦隊保全主義を採り、戦力の充実を待って反撃して来るかも知れない。だから東郷外相は、「戦争は、九十九回勝っても最後の一戦に負けた者が敗者だ。」と言い、賀屋蔵相は不安を表明したが、第一案は否決されてしまい、第二案の即時決意案の検討に移った。だが第二案も参謀本部を除く全員の反対によって否決され、結局、第三案が論議されることになり外交期限が検討された。まず伊藤(整一)軍令部次長が口火を切り、「海軍としては十一月二十日まで外交をやって宜しい。」と言うと、

塚田「陸軍としては十一月十三日までだ。」
東郷「十一月十三日はあまりひどい。海軍は十一月二十日といっているではないですか。」

塚田「作戦準備が作戦行動そのものです。飛行機や水上、水中艦船などは衝突を起します。だから、外交打ち切りの時期は、この作戦準備の中で、ほとんど作戦行動とみなすべき、活発な準備の前日まででなければいけません。これが十一月十三日です。」
永野「小衝突は局部的衝突で、戦争ではない。」
東条及東郷「外交と作戦と平行してやるのだから、外交が成功したら戦争発起をやめることをうけあってくれねば困る。」
塚田「それはだめです。十一月十三日までならよろしいが、それ以後は統帥を乱します。」
嶋田「(伊藤次長に向かい)発起の二昼夜くらい前までは、よいだろう。」
塚田「黙っていて下さい。そんなことはだめです。一体、外相の必要とする期日とは、何日ですか。」

ここで二十分の休憩となり、陸軍参謀本部、海軍軍令部は、外交期限を検討し、再開された連絡会議にて参謀本部は政府側に譲歩し、外交期限十一月三十日迄、とした。
東条「十二月一日はならぬか。一日でもいいから、長く外交をやらせることはできぬか。」
塚田「絶対にいけません。十一月三十日以上は、絶対いかん、いかんです。」
嶋田「塚田君。十一月三十日は何時までだ。夜十二時までは、いいだろう。」
塚田「夜十二時までは、宜しい。」
交渉期限が十一月三十日(十二月一日午前零時)と決定され後、東郷外相は交渉条件として甲乙案を提示した。
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