世界が見た自民圧勝2
投稿者: kuecoe 投稿日時: 2005/09/17 23:03 投稿番号: [216096 / 232612]
同盟強化という政治的なことに加えて、アメリカの保守というのは自由経済を信奉していますから、小さな政府を訴える小泉政権に驚異的な支持を与えた日本人に感心している面も見逃せません。
さて、英語の保守系ブログだけでは一面的過ぎるので、政治的にアメリカと距離を置いている、ドイツからの情報も紹介しましょう。といいたいところですが、ドイツでは次の日曜日に連邦議会選挙が行われますから、ブログスフィアは日本どころではありません。ただあちこちBBSを廻っていたら、次のようなコメントを見つけました。
日本人に敬礼!
日本が復活してきたのも当然だな。
本当はドイツでこういう状況が必要なのに。
でもどうやら、ハンマーと鎌が来そうだよ。
このブログを以前から読んでいる方ならご存じなはずですが、ドイツの状況は極めて日本に似ています。大きな政府、福祉国家を追求してきたドイツは、失業率の記録的な上昇と活力の低下に苦しめられ、小さな政府への転換を迫られています。
社民政権のシュレーダー首相は、福祉の削減に取り組んできましたが、社民党の政権基盤は労組です。党内から足を引っ張られて改革は中途半端になり、身動きが取れなくなって解散、選挙に打って出ました。
解散当初は保守陣営が圧倒的な支持を得て、政権交代は必至と見られていたのですが、ここに来て保守陣営が支持を落として、予測は難しくなってきました。自民圧勝で日本買いになったのと時を同じくして、ドイツ売りが始まっています。「ハンマーと鎌」が政権に入ってくる可能性が、現実として排除できなくなったのです。
さて、そんな日本どころではないドイツですが、似た状況にある両国の、似た状況で起きた選挙ということで、日本をドイツの写し鏡として見る論評がいくつか出ています。ブログではなく、「きちんとしたメディア」から一つ紹介しましょう。
90年代の混迷から少しずつ抜け出した日本の経済状況について、2年前にイギリスのエコノミスト誌は、「日本再浮上」と題した特集を組んだ。今度は日本の政治が浮上した。小泉は、何十年もの間市場を規制してきた鈍重な政治マシーンに新たな一撃を食らわせた。突如として日本ではすべてがかみ合った。経済は成長し、給料は上がり、失業率は下がり、政権は再び力を得た。改革を政治的に進めることが可能になり、過半数の日本人はそれを支持している。小泉はどうやってこれを成し遂げたのか?選挙に疲れたゲルハルト・シュレーダーは問うてみるべきだろう。
ドイツあたりから、こんな風に日本を羨むような声が聞こえてくるのは本当に久しぶりです。しかもこれまでそれは経済分野に限られ、日本の政治を賞賛するような声は皆無でした。大げさかもしれませんが、戦後初めてのことかもしれません。ヨーロッパ人にとって日本は常に政治後進国で、学ぶ所など一つもなかったのです。
伝統的に、政権交代に踏み切れない日本を「民主国家として未成熟」などと評してしたり顔をしていたヨーロッパのインテリたちですが、今回はそんな声は端に追いやられています。「小泉、メルケル、シュレーダー」と題したディ・ツァイト紙のコラムは、次の言葉で締めくくります。
保守政権による奇跡が起きない限り、ドイツは大きく前進できないだろう。そして賢明な人たちは日本に人を送り、聞くだろう。「世界はあなたたちをとっくに見放していたのに、どうやって立ち直ったんですか?」
「アジア諸国」の論調を除く世界の声を聞く限り、日本の国民は懸命な判断をしたといえそうです。
さて、英語の保守系ブログだけでは一面的過ぎるので、政治的にアメリカと距離を置いている、ドイツからの情報も紹介しましょう。といいたいところですが、ドイツでは次の日曜日に連邦議会選挙が行われますから、ブログスフィアは日本どころではありません。ただあちこちBBSを廻っていたら、次のようなコメントを見つけました。
日本人に敬礼!
日本が復活してきたのも当然だな。
本当はドイツでこういう状況が必要なのに。
でもどうやら、ハンマーと鎌が来そうだよ。
このブログを以前から読んでいる方ならご存じなはずですが、ドイツの状況は極めて日本に似ています。大きな政府、福祉国家を追求してきたドイツは、失業率の記録的な上昇と活力の低下に苦しめられ、小さな政府への転換を迫られています。
社民政権のシュレーダー首相は、福祉の削減に取り組んできましたが、社民党の政権基盤は労組です。党内から足を引っ張られて改革は中途半端になり、身動きが取れなくなって解散、選挙に打って出ました。
解散当初は保守陣営が圧倒的な支持を得て、政権交代は必至と見られていたのですが、ここに来て保守陣営が支持を落として、予測は難しくなってきました。自民圧勝で日本買いになったのと時を同じくして、ドイツ売りが始まっています。「ハンマーと鎌」が政権に入ってくる可能性が、現実として排除できなくなったのです。
さて、そんな日本どころではないドイツですが、似た状況にある両国の、似た状況で起きた選挙ということで、日本をドイツの写し鏡として見る論評がいくつか出ています。ブログではなく、「きちんとしたメディア」から一つ紹介しましょう。
90年代の混迷から少しずつ抜け出した日本の経済状況について、2年前にイギリスのエコノミスト誌は、「日本再浮上」と題した特集を組んだ。今度は日本の政治が浮上した。小泉は、何十年もの間市場を規制してきた鈍重な政治マシーンに新たな一撃を食らわせた。突如として日本ではすべてがかみ合った。経済は成長し、給料は上がり、失業率は下がり、政権は再び力を得た。改革を政治的に進めることが可能になり、過半数の日本人はそれを支持している。小泉はどうやってこれを成し遂げたのか?選挙に疲れたゲルハルト・シュレーダーは問うてみるべきだろう。
ドイツあたりから、こんな風に日本を羨むような声が聞こえてくるのは本当に久しぶりです。しかもこれまでそれは経済分野に限られ、日本の政治を賞賛するような声は皆無でした。大げさかもしれませんが、戦後初めてのことかもしれません。ヨーロッパ人にとって日本は常に政治後進国で、学ぶ所など一つもなかったのです。
伝統的に、政権交代に踏み切れない日本を「民主国家として未成熟」などと評してしたり顔をしていたヨーロッパのインテリたちですが、今回はそんな声は端に追いやられています。「小泉、メルケル、シュレーダー」と題したディ・ツァイト紙のコラムは、次の言葉で締めくくります。
保守政権による奇跡が起きない限り、ドイツは大きく前進できないだろう。そして賢明な人たちは日本に人を送り、聞くだろう。「世界はあなたたちをとっくに見放していたのに、どうやって立ち直ったんですか?」
「アジア諸国」の論調を除く世界の声を聞く限り、日本の国民は懸命な判断をしたといえそうです。
これは メッセージ 216095 (kuecoe さん)への返信です.