『皇統断絶』
投稿者: hangyosyufu 投稿日時: 2005/06/04 01:31 投稿番号: [205481 / 232612]
中川八洋(ビジネス社刊)
またまた中川氏が衝撃の本を書いた。衝撃の連続である。
松本健一や佐々木毅らがアナーキストだというズバリ本質をえぐる論考は良いとしても、福田和也、中西輝政、中曽根康弘らは「偽装保守」、本質は左翼であり、高森明勅、小堀桂一郎らの天皇論は浅薄であり、唯一救いのある八木秀次の「女性天皇論を排す」も誤謬がある等々。
激甚すぎるほどの批判のバックボーンにあるのは「女性天皇容認論」が左翼の仕組んだキャンペーンであり、その究極目的は日本国破壊の陰謀の一環であるという認識。
中川氏に依れば、「女性天皇は皇室の終焉」を意味するという。
中川氏の過去の作品を通読してきたものには、このような保守原理に則った論理的帰結は十分理解できる。かれは純正の保守原理主義だから。
「皇室典範有識者会議」なるものは即刻解散せよ、という訴えは賛成。
ともかく残された方策とは「男系男子」をたて、愛子内親王は「畏れ多いことながら」も、「最後の皇后」となっていただくしか、天皇伝統をまもりぬく路はないとするところにある。
思想家として、現在の日本で狷介孤高、筑波大学の学生からは「ヤチスト」と呼ばれて尊敬(?)をあつめる中川さん、その保守主義原理主義教祖はまさしく面目躍如。本書を読んで不快と感ずるか、部分的反対か、満腔の賛意か。
立場を越えて、本書がもつポレミックの爆弾を取り扱える論客、処理能力のある論客がきわめて少数であろうことだけは明瞭である。
これは メッセージ 1 (mitokoumon_2002 さん)への返信です.
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