核開発をめぐる北朝鮮の挑発行動
投稿者: komash0427 投稿日時: 2005/05/14 14:27 投稿番号: [203362 / 232612]
潮流
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イラク後まで米、冷静に前哨戦
核実験の動き、核燃料棒の取り出しなど、北朝鮮が核開発にからむ動きを強めている。米政府はこうした動きについて「孤立を深める」(国務省のバウチャー報道官)と非難しながらも、「挑発」(ホワイトハウスのマクレラン報道官)として、それに乗らない慎重な姿勢を見せている。核実験への警戒を強めながらも、一部では、極めて近い将来の実験強行はないという冷静な分析もなされている。北朝鮮の揺さぶりにもかかわらず、ブッシュ政権は動揺することなく、6ヶ国協議復帰を北朝鮮に求める一方で、国連安全保障理事会への付託など、"新たな選択"を探るという従来の方針をあくまで貫く構えだ。
ワシントンの外交筋は11日、北朝鮮の最近の一連の動きについて、
①燃料棒取り出しは、先に原子炉を停止したときから予想されていた
②2月の核保有宣言は、過去に北朝鮮が「核保有している」と述べてきたことと同様の内容で新味はない
③核実験の動きも、従来、継続的に行われてきたことであって、最近、動きが急になっていることではない
などという見方を示し、最近の事態を前にしても、米政府が現在の政策に変更を加える意思のないことを明らかにした。国務省のバウチャー報道官も、11日の記者会見で、北朝鮮の一連の言動を"レトリック"として、北朝鮮の駆け引きという見方を暗に示した。
ただ、米政府は6ヶ国協議が1年近く中断していることにはいらだちを強めており、これをめぐっては、様々な"新たな選択"の検討に入っている。
新たな選択のうち、現在検討されているのは国連安全保障理事会への付託だが、あわせて大量破壊兵器拡散防止構想(PSI)の大幅強化、麻薬密輸、偽造紙幣などを理由とする独自の制裁などを検討している。
仮に北朝鮮が核実験を実施した場合、北朝鮮に対する米国の失望感、反発が一気に強まり、こうした措置が実施に移される可能性が増大する。
しかし、当面、北朝鮮問題は米国にとって、外交政策のトップ・プライオリティーに位置しているわけではない。ライス国務長官は先に、現在の米外交政策の優先順位として、トップはもちろんイラク情勢、次いでイラクと密接な関係にある中東情勢、さらにはイラン情勢をあげ、北朝鮮の核問題はその次の4番目に位置付けた。
北朝鮮は、依然イラク情勢に忙殺されている米国の事情を見透かし、現時点では、米国が武力行使に出て来ることはあり得ないと楽観、米国に対して強い姿勢に出ているという見方が米国で支配的だ。確かに、米国が北朝鮮問題にこれまで以上に真剣に取り組むには、イラクからのいっそうの撤退を実現させ、兵力に余裕を生じさせて、それを背景に北朝鮮と対峙することが必要で、現時点で状況がそこまで熟しているとはいいがたい。
ただ、米国にしても、武力を背景にした本格的な解決に乗り出すことは現時点で不可能としても、北朝鮮が繰り返す挑発行動を看過することはできない。"新たな選択"としてあの手、この手を探っているのはそのためで、現在の米朝の渡り合いは、イラク情勢が落ち着く今年後半以降を見据えた"前哨戦"の性格を帯びている。(ワシントン=堅山幸夫)
(昨日の産経新聞より)
イラク情勢は今年後半以降に、果たして”落ち着く”のだろうか?
それにしても優先順位の4番目とは、やはり低い。
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イラク後まで米、冷静に前哨戦
核実験の動き、核燃料棒の取り出しなど、北朝鮮が核開発にからむ動きを強めている。米政府はこうした動きについて「孤立を深める」(国務省のバウチャー報道官)と非難しながらも、「挑発」(ホワイトハウスのマクレラン報道官)として、それに乗らない慎重な姿勢を見せている。核実験への警戒を強めながらも、一部では、極めて近い将来の実験強行はないという冷静な分析もなされている。北朝鮮の揺さぶりにもかかわらず、ブッシュ政権は動揺することなく、6ヶ国協議復帰を北朝鮮に求める一方で、国連安全保障理事会への付託など、"新たな選択"を探るという従来の方針をあくまで貫く構えだ。
ワシントンの外交筋は11日、北朝鮮の最近の一連の動きについて、
①燃料棒取り出しは、先に原子炉を停止したときから予想されていた
②2月の核保有宣言は、過去に北朝鮮が「核保有している」と述べてきたことと同様の内容で新味はない
③核実験の動きも、従来、継続的に行われてきたことであって、最近、動きが急になっていることではない
などという見方を示し、最近の事態を前にしても、米政府が現在の政策に変更を加える意思のないことを明らかにした。国務省のバウチャー報道官も、11日の記者会見で、北朝鮮の一連の言動を"レトリック"として、北朝鮮の駆け引きという見方を暗に示した。
ただ、米政府は6ヶ国協議が1年近く中断していることにはいらだちを強めており、これをめぐっては、様々な"新たな選択"の検討に入っている。
新たな選択のうち、現在検討されているのは国連安全保障理事会への付託だが、あわせて大量破壊兵器拡散防止構想(PSI)の大幅強化、麻薬密輸、偽造紙幣などを理由とする独自の制裁などを検討している。
仮に北朝鮮が核実験を実施した場合、北朝鮮に対する米国の失望感、反発が一気に強まり、こうした措置が実施に移される可能性が増大する。
しかし、当面、北朝鮮問題は米国にとって、外交政策のトップ・プライオリティーに位置しているわけではない。ライス国務長官は先に、現在の米外交政策の優先順位として、トップはもちろんイラク情勢、次いでイラクと密接な関係にある中東情勢、さらにはイラン情勢をあげ、北朝鮮の核問題はその次の4番目に位置付けた。
北朝鮮は、依然イラク情勢に忙殺されている米国の事情を見透かし、現時点では、米国が武力行使に出て来ることはあり得ないと楽観、米国に対して強い姿勢に出ているという見方が米国で支配的だ。確かに、米国が北朝鮮問題にこれまで以上に真剣に取り組むには、イラクからのいっそうの撤退を実現させ、兵力に余裕を生じさせて、それを背景に北朝鮮と対峙することが必要で、現時点で状況がそこまで熟しているとはいいがたい。
ただ、米国にしても、武力を背景にした本格的な解決に乗り出すことは現時点で不可能としても、北朝鮮が繰り返す挑発行動を看過することはできない。"新たな選択"としてあの手、この手を探っているのはそのためで、現在の米朝の渡り合いは、イラク情勢が落ち着く今年後半以降を見据えた"前哨戦"の性格を帯びている。(ワシントン=堅山幸夫)
(昨日の産経新聞より)
イラク情勢は今年後半以降に、果たして”落ち着く”のだろうか?
それにしても優先順位の4番目とは、やはり低い。
これは メッセージ 1 (mitokoumon_2002 さん)への返信です.