「ニセ物」発表に疑惑の視線
投稿者: kibikibi20 投稿日時: 2005/04/15 11:12 投稿番号: [200405 / 232612]
http://www.korea-htr.com/jp/051060/106013pn.htm
民族時報 第1060号(05.03.21)
【資料】科学的見地で原点に回帰/「ニセ物」発表に疑惑の視線
新局面に入った朝日の遺骨攻防
チョ・ゲチャン記者(連合ニュース)
北朝鮮と日本が真偽をめぐってし烈な攻防をくりひろげた横田めぐみさんの「ニセ遺骨」を鑑定した帝京大学法医学研究チームが、分析結果に誤りがありえることを認めたことで、両国の攻防が新たな局面に入ると予想される。
英国の科学雑誌『ネイチャー』の電子版(www.nature.com)は二月二日付の報道で、横田めぐみさんの遺骨を鑑定した吉井富夫・帝京大学教授にインタビューして「彼が分析結果は確定的な(not conclusive)ものではなく、遺骨サンプルが(異質物に)汚染された可能性があるという点を認めた」と報道したからだ。
提起された問題点
『ネイチャー』は吉井教授をはじめ日本で火葬された遺骨を鑑定した経験がある法医学の専門家がほとんどおらず、千二百度で火葬された遺骨にDNAが長時間残らないという点などを根拠として、遺骨鑑定に失敗したという結論をくだした。わかりやすく言うと日本政府の政治的な立場とは関係なく、科学的見地からその遺骨がニセ物なのか、それとも本物なのかの結論を保留したということだ。
帝京大学研究チームの遺骨鑑定結果に対する誤りの可能性は、『ネイチャー』の報道に先立って韓国の法医学者らからも提起された問題だった。
李ジョンビン・ソウル大学医学部教授(法医学)は「千二百度で火葬された遺骨からのDNA検出は事実上不可能だし、仮に検出できたからといって遺骨から検出したものではなく、遺骨以外の要素に由来した異質物の可能性を排除できない」と懐疑的な反応を見せた。
吉井教授は『ネイチャー』とのインタビューで「遺骨はかたいスポンジと同じで、事前にどれだけ徹底的に準備しても、資料をあつかう過程でだれかの汗や皮脂が入り込むこともありうる」と認めた。
なぜ発表を強行したか
科学的に遺骨の真偽が確定しない状況において日本政府が、北朝鮮が横田めぐみさんのものだとして渡した遺骨がニセ物だったと一方的にマスコミ発表した背景に疑惑の視線が集まっている。
日本政府は、遺骨の鑑定結果が北朝鮮に不利な結果が出る場合、両国の外交的攻防が予想される懸案だと十分に承知しながらも、遺骨鑑定を信用ある第三国の機関に依頼しなかった。さらに帝京大学研究チームともに遺骨の鑑定を依頼された科学警察研究所はDNAの検出ができなかったとして、帝京大学研究チームの分析結果が異なったのに、帝京大学チームの分析結果を事実と断定する無理を働いた。
このように異なる結果が出たなら、結論をくだすのに慎重であるべきだというのが韓国の法医学専門家らの一貫した指摘だ。特に外交的に敏感な懸案の場合、真偽をめぐって混乱がおきないように、確実な証拠を提示しなければならないということは常識に属する。
特に北朝鮮が一月二十四日に朝鮮中央通信社を通じて備忘録を発表して、帝京大学研究チームの遺骨鑑定結果をいちいち反論したことに対する日本政府の反応は合理的でなかった。
日本政府が分析結果に確信を持っているなら、遺骨を鑑定した研究チームが直接北朝鮮が提起した疑問に反論するようにしたり、公開的な手順を踏んで実験過程の検証を受けて科学的に解明したりすればよいことだった。
このため、日本政府が国内の反北世論に力づけられて、対北圧迫政策を合理化しようとする次元で帝京大学研究チームも認めている鑑定結果の誤りの可能性にもかかわらず、遺骨事件を政治的に利用したのではないかとの疑惑が提起されている。
遺骨の鑑定をめぐる朝日両国の攻防は、最小限、科学的な見地では原点に回帰したといえる。特に遺骨を鑑定した吉井教授が「五個の遺骨サンプルをすべて使ってしまった」と明らかにしており、遺骨の再鑑定も不可能な状況だ。だからといって、日本政府が北朝鮮を相手にふりあげた拳(こぶし)を簡単に降ろすことはできないだろう。
今後、「ニセ遺骨」の主張は小さくなっていくとしても、拉致被害者問題は継続して争点となっていく可能性が高い。
民族時報 第1060号(05.03.21)
【資料】科学的見地で原点に回帰/「ニセ物」発表に疑惑の視線
新局面に入った朝日の遺骨攻防
チョ・ゲチャン記者(連合ニュース)
北朝鮮と日本が真偽をめぐってし烈な攻防をくりひろげた横田めぐみさんの「ニセ遺骨」を鑑定した帝京大学法医学研究チームが、分析結果に誤りがありえることを認めたことで、両国の攻防が新たな局面に入ると予想される。
英国の科学雑誌『ネイチャー』の電子版(www.nature.com)は二月二日付の報道で、横田めぐみさんの遺骨を鑑定した吉井富夫・帝京大学教授にインタビューして「彼が分析結果は確定的な(not conclusive)ものではなく、遺骨サンプルが(異質物に)汚染された可能性があるという点を認めた」と報道したからだ。
提起された問題点
『ネイチャー』は吉井教授をはじめ日本で火葬された遺骨を鑑定した経験がある法医学の専門家がほとんどおらず、千二百度で火葬された遺骨にDNAが長時間残らないという点などを根拠として、遺骨鑑定に失敗したという結論をくだした。わかりやすく言うと日本政府の政治的な立場とは関係なく、科学的見地からその遺骨がニセ物なのか、それとも本物なのかの結論を保留したということだ。
帝京大学研究チームの遺骨鑑定結果に対する誤りの可能性は、『ネイチャー』の報道に先立って韓国の法医学者らからも提起された問題だった。
李ジョンビン・ソウル大学医学部教授(法医学)は「千二百度で火葬された遺骨からのDNA検出は事実上不可能だし、仮に検出できたからといって遺骨から検出したものではなく、遺骨以外の要素に由来した異質物の可能性を排除できない」と懐疑的な反応を見せた。
吉井教授は『ネイチャー』とのインタビューで「遺骨はかたいスポンジと同じで、事前にどれだけ徹底的に準備しても、資料をあつかう過程でだれかの汗や皮脂が入り込むこともありうる」と認めた。
なぜ発表を強行したか
科学的に遺骨の真偽が確定しない状況において日本政府が、北朝鮮が横田めぐみさんのものだとして渡した遺骨がニセ物だったと一方的にマスコミ発表した背景に疑惑の視線が集まっている。
日本政府は、遺骨の鑑定結果が北朝鮮に不利な結果が出る場合、両国の外交的攻防が予想される懸案だと十分に承知しながらも、遺骨鑑定を信用ある第三国の機関に依頼しなかった。さらに帝京大学研究チームともに遺骨の鑑定を依頼された科学警察研究所はDNAの検出ができなかったとして、帝京大学研究チームの分析結果が異なったのに、帝京大学チームの分析結果を事実と断定する無理を働いた。
このように異なる結果が出たなら、結論をくだすのに慎重であるべきだというのが韓国の法医学専門家らの一貫した指摘だ。特に外交的に敏感な懸案の場合、真偽をめぐって混乱がおきないように、確実な証拠を提示しなければならないということは常識に属する。
特に北朝鮮が一月二十四日に朝鮮中央通信社を通じて備忘録を発表して、帝京大学研究チームの遺骨鑑定結果をいちいち反論したことに対する日本政府の反応は合理的でなかった。
日本政府が分析結果に確信を持っているなら、遺骨を鑑定した研究チームが直接北朝鮮が提起した疑問に反論するようにしたり、公開的な手順を踏んで実験過程の検証を受けて科学的に解明したりすればよいことだった。
このため、日本政府が国内の反北世論に力づけられて、対北圧迫政策を合理化しようとする次元で帝京大学研究チームも認めている鑑定結果の誤りの可能性にもかかわらず、遺骨事件を政治的に利用したのではないかとの疑惑が提起されている。
遺骨の鑑定をめぐる朝日両国の攻防は、最小限、科学的な見地では原点に回帰したといえる。特に遺骨を鑑定した吉井教授が「五個の遺骨サンプルをすべて使ってしまった」と明らかにしており、遺骨の再鑑定も不可能な状況だ。だからといって、日本政府が北朝鮮を相手にふりあげた拳(こぶし)を簡単に降ろすことはできないだろう。
今後、「ニセ遺骨」の主張は小さくなっていくとしても、拉致被害者問題は継続して争点となっていく可能性が高い。
これは メッセージ 198663 (kuecoe さん)への返信です.