小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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>>空気の研究2

投稿者: sofiansky2003 投稿日時: 2005/02/20 14:50 投稿番号: [180993 / 232612]
(本旨に戻って)
山本七平の「空気の研究」における<天皇制と空気>は頷ける。
<旧日本人>対置する概念として<新日本人>の概念を出し、

>「この体制が、徹底的に排除していくものは、"自由"と"個人"という概念である」「脱却しうる唯一の道は、前述のあらゆる拘束を自らの意志で断ち切った"思考の自由"と、それに基づく模索だけである」
「新しく何かを生み出すものは」「"自由なる思考"だけ」である。

となる。
ということで、<個人の自立性>が重要になる。
この自立性に、「合理性」「社会性」「市場性」というような、現代的な概念でお化粧している。
では<個人の自立性>を確立するにはどうするのか、どうしたらよいのか、
そんなことは一つも書かれていない。
誰かさんだったら、それは個人の問題、意識と答えるかもしれない。

山本七平の提起している問題は、そんな皮相的なものではない。
とりわけ山本七平は「山本書店」(出版社)の社長であり、その方面ではキリスト教関係の本を多数出していた。
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_result_book.cgi/40b8b82392a300104217?aid=ovt301642&srch=2&pb=%bb%b3%cb%dc%bd%f1%c5%b9&idx=2&s1=za&dp=10&pbrg=2

彼の著書としては代表的な本ではこれかも。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/detail/-/books/4061843753/contents/ref=cm_toc_more/249-4992165-2409153

前回私が疑問にしたこと、日本人はなぜ「空気を作ってしまい、それに弱いか」の原因を分からないというか、明確に説明したものがないといったのは、そういう風土が日本に堅固に根付いており、<個人の意識改革>とやらで一朝一夕に直せるものではなさそうだということを言いたかった。

<個人の自立>とか<自由>の概念は西欧で生み出されたものだが、その西欧は長いキリスト教の歴史を持ち、絶対的な存在である<神>が人々の心に良くも悪くも宿っている。そういう風土から出てきた<自由><自立>を、言葉・概念だけを日本に持ってきて、それを強調したり、意識改革だといっても同じものにはならないし、日本の風土に存在している<空気>をそうそうに無くすることもできないということ。

てっとり早い話が、日本には<親子心中>というのがあるが、西欧にはない。
理由は日本の親は子供の命とか権利というものを自分のものと思っているが、西欧の親は必ずしもそうではなく、子供の命・運命は(神のものとの意識を通して)子供の人生は親ではなく子供自身にあるとの思いが無意識に働いているからではないか。
こういう違いは、双方の地においていちいち教わったものではなく、小さな時から育てられた社会環境の中で、半ば意識・半ば無意識に育ったものあろう。
このような意識のギャップはそうそうに埋まるわけでもないし、無理に埋めようと思っても無駄ということ。

まあ私の言いたいのは、<個人の自立>を個々人が呪文のように唱えても、その個人の志向パターンが早々変わるのか、日本の社会が早々に変わるかというとかなりの疑問になる。

念のために言っておきますが、こういう違いについて西欧がすぐれているとかそういうことを言っているのではない、
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