小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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六カ国協議を懐疑的に考察する

投稿者: hangyosyufu01 投稿日時: 2005/02/06 14:45 投稿番号: [175722 / 232612]
北の核に深刻にならない韓国
北朝鮮の核武装抑止を目的とする米韓中朝日露の六カ国協議は三年目に入った。

それにしても、北朝鮮はもとより、アメリカも中国もロシアも、韓国ですら、果たして北の核武装阻止を本気で望んでいるのかどうか。

望んでいるのは実は日本だけではないのか、この際、改めて吟味してみる必要がある。

端的に言って、平壌は核武装を望んでおり、現に万難を排して核武装を推進している。
核武装放棄と引き換えにそれと同等ないしそれ以上の安全保障が得られないかぎり、核武装の努力を放棄する可能性は皆無であろう。
お隣り韓国の盧武鉉政権ももはや北を「主敵」とは見なさず、国民心理も北が同民族の韓国人に核を放つ気遣いはないと思い込み始めている。否、同民族の北が核を持つことをむしろ誇りに思い始めている節さえある。

北朝鮮と国境を接し、深い利害関係を持つ中国は、北に対する影響力を嘱望されて六カ国協議の場(北京)を提供してはいるが、実際には、言われるほどの影響力を行使し得てはいない。
北京は北の核武装を望まぬと言うが、現実には、北が幾ばくかの核兵器を保有したところで、「中級核国家」として中国は殆ど痛痒を感じていない。それどころか、食料も燃料も丸抱え同然に提供している北京としては北の核装備に何ら脅威を感じていない。

心配はむしろ金正日政権が揺らいで騒乱状態が起こり、大量の難民が中国側の朝鮮族自治区に雪崩れ込んでくることだが、その場合、北京は国境地帯の安全のためと称して躊躇なく中国軍を越境させるだろう。すでに中朝国境には国境警備隊ではなく人民解放軍が張り付いているのである。

日本核武装化回避だけの効果

超大国の地位から転落したとはいえ、なお「核大国」のロシアにしても、北の核武装など歯牙にも掛けないことは言うまでもあるまい。
その意味では、唯一の超大国であり、核大国であるアメリカにしても同様である。そのアメリカが北朝鮮の核武装を忌避する第一の理由は、ミサイル同様、「ならず者国家」の核兵器が同じ「ならず者国家」のイランやアルカーイダをはじめとするテロリストに流れることだが、内心、それ以上に気遣っているのは、北朝鮮ないし朝鮮半島の核武装がひいては、日本の核武装を誘発しはしないか、あるいは日本の核武装を阻止する理由がなくなるのではないかという深甚な危惧である。

北とはいまだに正常な国交がなく、拉致問題はじめ対立と緊張を抱えている日本が北朝鮮の核武装(その核の矛先は当然、日本に向けられる)にどこまで我慢できるか、アメリカはどこまで日本を我慢させ得るかということだ。

言うまでもなく、日本には、ミサイル同様核兵器製造の技術と資力があり、政治的意志と世論の支持さえあれば、立ちどころに北に数倍する、中国並みの核ミサイル戦力を保持することは可能である。

それは南北朝鮮はおろか、中国にとってもロシア、アメリカにとっても北の核武装どころではない深甚な影響を与えることになるだろう。北東アジアの、否、世界の核状況を著しく変貌させ、アメリカとしては現在の米軍の世界的トランスフォーメーションに劣らぬ対応を迫られることになるからだ。ますます対米依存は強くなる

六カ国協議とは実は、そうした事態を回避するための「妙手」としてそこにある。

協議が遷延すればするほど、北の核武装は確実なものとなるが、日本は六カ国協議という国際協調の枠に縛られて脱退することもならず、拉致問題を持ち出そうにも、二国間問題のために多国間の利益をぶち壊す気かと相手にもされず、にっちもさっちも行かず、その間にも、北の核武装は進展して、日本はますますアメリカの核の傘に頼る他なくなってくる。

実はそれがアメリカをはじめとする各国の本当の狙いではないのか。

六カ国協議はこのように、日本にとっては百害あって一利無しなのだ。
日本はこの際、国際協調に縛られて国益を損ねた戦前のワシントン軍縮会議の苦い教訓に学ぶに如くはない。   評論家   高橋   正
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