>在日は勘違い
投稿者: vivivivivivivilll 投稿日時: 2005/02/02 23:11 投稿番号: [174739 / 232612]
パールハーバー後に捕らえられた日系二世の尋問にこんな話があります。
「日本に留学中のあなたの弟は、将来、日本の軍隊に入る可能性がありますか」軍服を着た審問官が質問した。
「あると思います、開戦と同時に、アメリカに帰れなくなった弟は、おそらく、日本で徴兵を受け、日本の軍隊へ入らねばならないでしょう」
「ではもし、日本の軍隊へ入ったあなたの弟と、アメリカの軍隊へ入ったあなた自身と、戦場でぶつかった場合、あなたは弟を銃で撃ち殺す事ができますか」
賢治のアメリカ合衆国への忠誠を試すような聞き方をした。賢治の脳裏に、二つの国に別れて、相戦う自分達兄弟の姿がうかび、胸迫った。
「弟を撃つことはできない、たとえ殺されても撃つことは出来ない」体の中から絞り出すような声で云った。
「では、アメリカ軍と日本軍とが三百メートルの距離で向かい合った時、あなたはどうするか」
「もし、私が戦場へ出なければならぬ時には、日本軍と銃火をかわさずにすむヨーロッパ戦線を志願します」
「それでも、なおかつ、命令によって、日本軍とアメリカ軍が相対峙した時、あなたはどうするか」
軍服の審問官は、重ねて聞いた。賢治の額に汗が滲み、そのような質問を発する相手に激しい怒りを覚えた。
「審問官ご自身が、ヨーロッパ戦線で兄弟や親戚と戦わねばならない立場になった時、銃を向けられますか」
軍服の審問官は、ぐっと言葉に詰まったが、司法省関係らしい審問官が体を乗り出した。
「では、あなたの祖国は?」
とっさに答えられなかった。それは血肉を分けた兄弟が二つの国に別れて戦えるかという質問以上に、賢治の心を微妙に揺るがせた。賢治の瞼に、酒巻少尉の痘痕面が浮かんだ。煙草の火で顔を焼いてまで虜囚の恥辱から逃れようとした姿は、一つの祖国に殉ずる人間像であった。
「どうしたしたか、なぜ答えられないのですか?」
「―血の繋がり、民族的な意味では、日本が父祖(ふそ)の国ではありますが、私の国籍はアメリカであり、祖国はアメリカ合衆国です」
「では、あなたはアメリカ合衆国に対し、絶対の忠誠を誓えますね」畳みかけて来た。賢治は窓の外に翻る星条旗に視線を向け、
「アメリカ国籍を持つ日系二世の私が、日本人の子孫であるという理由だけで逮捕され、この軍キャンプに入れられたことは、ショックです―、アメリカ合衆国に裏切られたという、名状し難いショックです、そしてこの軍キャンプで、民間捕虜として、毎朝、星条旗を見上げる気持ちはどんな、ものか、到底、お解りいただけないでしょう・・・、忠誠を疑われたり、試されたりすることなく、一つの国、一つの旗に忠誠を尽くす事ができれば、どんなに幸せかと思います」
時々、言葉につかえたが、日系二世の苦渋に満ちた賢治の切々たる言葉は、審問官たちの心をうったらしく、しんと静まりかえった。
「あなたの答えは、正直でした、そしてあなたの英語は、内容のある英語でした」中央に座った軍服の審問官が云った。
『二つの祖国』より
山崎豊子さんは、実際にインタビューをして、事実を小説にしていくんですよね。
北朝鮮代表チームの在日は、日本語で「日本の夢をよく見る」とか「ホームシックになった」と言ってました。
それとも北朝鮮の選手たちと一緒にいるとそのうち同化するんですかね?日本の夢は見なくなるんですかね?
日系二世がアメリカの審問官の心を打ったのは被害者意識ばかりでなく、本気で自分の心と向き合って誠実に答えたからじゃないのかな、、、と思います。
「日本に留学中のあなたの弟は、将来、日本の軍隊に入る可能性がありますか」軍服を着た審問官が質問した。
「あると思います、開戦と同時に、アメリカに帰れなくなった弟は、おそらく、日本で徴兵を受け、日本の軍隊へ入らねばならないでしょう」
「ではもし、日本の軍隊へ入ったあなたの弟と、アメリカの軍隊へ入ったあなた自身と、戦場でぶつかった場合、あなたは弟を銃で撃ち殺す事ができますか」
賢治のアメリカ合衆国への忠誠を試すような聞き方をした。賢治の脳裏に、二つの国に別れて、相戦う自分達兄弟の姿がうかび、胸迫った。
「弟を撃つことはできない、たとえ殺されても撃つことは出来ない」体の中から絞り出すような声で云った。
「では、アメリカ軍と日本軍とが三百メートルの距離で向かい合った時、あなたはどうするか」
「もし、私が戦場へ出なければならぬ時には、日本軍と銃火をかわさずにすむヨーロッパ戦線を志願します」
「それでも、なおかつ、命令によって、日本軍とアメリカ軍が相対峙した時、あなたはどうするか」
軍服の審問官は、重ねて聞いた。賢治の額に汗が滲み、そのような質問を発する相手に激しい怒りを覚えた。
「審問官ご自身が、ヨーロッパ戦線で兄弟や親戚と戦わねばならない立場になった時、銃を向けられますか」
軍服の審問官は、ぐっと言葉に詰まったが、司法省関係らしい審問官が体を乗り出した。
「では、あなたの祖国は?」
とっさに答えられなかった。それは血肉を分けた兄弟が二つの国に別れて戦えるかという質問以上に、賢治の心を微妙に揺るがせた。賢治の瞼に、酒巻少尉の痘痕面が浮かんだ。煙草の火で顔を焼いてまで虜囚の恥辱から逃れようとした姿は、一つの祖国に殉ずる人間像であった。
「どうしたしたか、なぜ答えられないのですか?」
「―血の繋がり、民族的な意味では、日本が父祖(ふそ)の国ではありますが、私の国籍はアメリカであり、祖国はアメリカ合衆国です」
「では、あなたはアメリカ合衆国に対し、絶対の忠誠を誓えますね」畳みかけて来た。賢治は窓の外に翻る星条旗に視線を向け、
「アメリカ国籍を持つ日系二世の私が、日本人の子孫であるという理由だけで逮捕され、この軍キャンプに入れられたことは、ショックです―、アメリカ合衆国に裏切られたという、名状し難いショックです、そしてこの軍キャンプで、民間捕虜として、毎朝、星条旗を見上げる気持ちはどんな、ものか、到底、お解りいただけないでしょう・・・、忠誠を疑われたり、試されたりすることなく、一つの国、一つの旗に忠誠を尽くす事ができれば、どんなに幸せかと思います」
時々、言葉につかえたが、日系二世の苦渋に満ちた賢治の切々たる言葉は、審問官たちの心をうったらしく、しんと静まりかえった。
「あなたの答えは、正直でした、そしてあなたの英語は、内容のある英語でした」中央に座った軍服の審問官が云った。
『二つの祖国』より
山崎豊子さんは、実際にインタビューをして、事実を小説にしていくんですよね。
北朝鮮代表チームの在日は、日本語で「日本の夢をよく見る」とか「ホームシックになった」と言ってました。
それとも北朝鮮の選手たちと一緒にいるとそのうち同化するんですかね?日本の夢は見なくなるんですかね?
日系二世がアメリカの審問官の心を打ったのは被害者意識ばかりでなく、本気で自分の心と向き合って誠実に答えたからじゃないのかな、、、と思います。
これは メッセージ 174728 (hangyosyufu さん)への返信です.