中朝国境問題−間島1
投稿者: sofiansky2003 投稿日時: 2004/09/27 06:05 投稿番号: [152503 / 232612]
拉致連絡板からの借り物です。
産経新聞 平成16年(2004年)9月25日 土曜日
囲み記事 緯度経度 『高句麗論争で「間島」に注目』 ソウル 黒田勝弘
韓国のナツメロ演歌に『ジルレコッ(野バラ)』というのがある。NHKの「のど自慢」に匹敵するKBSテレビの人気長寿番組「全国歌自慢」でも、これまで登場した歌の中で最もよく歌われたベストワンになっている。この歌の歌詞の三番に「薄紅色の風吹く北間島/美しい野バラの花が咲きました/ウグイスが鳴きチョウが舞う/懐かしい故郷・・・」という一節がある。
この中の「北間島」とは、中朝国境で現在は中国領になっている旧南満州の吉林省延辺朝鮮族自治州あたりを意味する。普通は「間島」といっているが、この歌詞が昔から気になっていた。というのも、歌詞の一番は「野バラの花が赤く咲く/南の国は私の郷・・・」となっているからだ。
日本統治時代の戦前に作られた歌だが、戦後(解放後)にヒットした。満州に移住した韓国人が南の朝鮮半島の故郷をしのんで歌ったというのが一番の歌詞だが、三番では満州の間島が逆に故郷になっているのだ。途中で一部の歌詞が変わったようなのだが、真相は不明だ。ただ三番まで知っている人はほとんどいないので、多くの韓国人は前者の意味の“望郷の歌”と思っている。
最近、韓国と中国の間で大問題になっている古代国家・高句麗の歴史の帰属問題は、韓中の領土問題と微妙に絡んでいるため、改めてこの歌を思いだしているのだ。
というのは韓国では高句麗論争の延長として、旧高句麗の領域で現在も韓国人(朝鮮族)がたくさん居住する「間島」の領有権を主張する声が高まりつつあるのだ。マスコミは「間島は元はわれわれの土地」とする特集を競い、国会議員の間では「間島協約の無効」と「領土回復」を主張する決議案まで議論になっている。
この地域が中国に属するのか韓国(朝鮮)に属するのか、もともとあいまいだった。ところが日韓併合の前年の一九〇九年、韓国の外交権を掌握していた日本は、滅亡前の清との間で「間島協約」を結び、満州での鉄道敷設権との交換で「間島」を清(中国)側に渡してしまった。しかし後には日本の手で満州国が誕生したため「間島」も日本の支配下に入り、日韓併合の影響で韓国人の入植は増えた。
しかし日本の敗戦、満州国消滅の後も「間島」は中国領として残り、国境を摸する北朝鮮(金目成政権)は一九六二年、中国との国境条約(未公表)で領有権を放棄しているといわれる(新潮新書『空白の北朝鮮現代史/白頭山を売った金日成』金基燦著など)。
問題の「間島協約」について韓国外務省での記者会見の際、潘基文外相に「韓国政府として間島協約をどう考えるか、発言権ありと考えるのか」と質問してみた。外相は「歴史的問題なので学問的な研究や検討が必要だ」と述べ直接的な答えは避けた。
これに対し韓国人記者が「検討の結果しだいでは外交的な対応もありうるのか?」と追い打ちをかけたところ、外相は「拡大解釈しないように願いたい」と逃げ(?)ていた。
韓国政府としては中国とは古代史論争だけでも頭が痛いのに、領土問題煮まで“戦線”が広がっては大変だ。韓国世論の関心が領土問題にまで拡大しないよう火消しに回っている。国会議員に対しても刺激的な決議案は自制するよう訴えている。
高句麗論争の以前からも、中朝国境地帯に出かけた韓国の観光客たちは朝鮮族経営の飲み屋で「満州はわれらの土地だ!」などといって気炎をあげ、国境の白頭山(中国名・長白山)の頂上に登っては『大韓民国バンザイ!』を叫んでいた。
中国政府の「自制要請」もあって、最近は韓国人旅行者たちも遠慮しているようだが、韓国人にとってはあの地域は言葉も韓国語(朝鮮語)だし食事も同じだ(だから犬肉料理が目立つ)。それに近年、韓国人観光客のほか韓国への出稼ぎが多いこともあって、韓国のウォン通貨がそのまま通用するのだ。韓国人からすればよその国に来た気はしない。
旧満州の中国・東北三省に住む朝鮮族は約二百万人。うち半分が豆満江の北の「間島」地域に住んでいるといわれる。中国で自治州などを構成している少数民族のなかで、血のつながる母国(?)が会って、その母国が今、最も羽振りがいいのが朝鮮族だろう。中国としては韓国−朝鮮族のつながりを気にせざるをえない。
http://www.startingweb.com/bbs.cgi?job=view&bbsid=3842&mid=6956
産経新聞 平成16年(2004年)9月25日 土曜日
囲み記事 緯度経度 『高句麗論争で「間島」に注目』 ソウル 黒田勝弘
韓国のナツメロ演歌に『ジルレコッ(野バラ)』というのがある。NHKの「のど自慢」に匹敵するKBSテレビの人気長寿番組「全国歌自慢」でも、これまで登場した歌の中で最もよく歌われたベストワンになっている。この歌の歌詞の三番に「薄紅色の風吹く北間島/美しい野バラの花が咲きました/ウグイスが鳴きチョウが舞う/懐かしい故郷・・・」という一節がある。
この中の「北間島」とは、中朝国境で現在は中国領になっている旧南満州の吉林省延辺朝鮮族自治州あたりを意味する。普通は「間島」といっているが、この歌詞が昔から気になっていた。というのも、歌詞の一番は「野バラの花が赤く咲く/南の国は私の郷・・・」となっているからだ。
日本統治時代の戦前に作られた歌だが、戦後(解放後)にヒットした。満州に移住した韓国人が南の朝鮮半島の故郷をしのんで歌ったというのが一番の歌詞だが、三番では満州の間島が逆に故郷になっているのだ。途中で一部の歌詞が変わったようなのだが、真相は不明だ。ただ三番まで知っている人はほとんどいないので、多くの韓国人は前者の意味の“望郷の歌”と思っている。
最近、韓国と中国の間で大問題になっている古代国家・高句麗の歴史の帰属問題は、韓中の領土問題と微妙に絡んでいるため、改めてこの歌を思いだしているのだ。
というのは韓国では高句麗論争の延長として、旧高句麗の領域で現在も韓国人(朝鮮族)がたくさん居住する「間島」の領有権を主張する声が高まりつつあるのだ。マスコミは「間島は元はわれわれの土地」とする特集を競い、国会議員の間では「間島協約の無効」と「領土回復」を主張する決議案まで議論になっている。
この地域が中国に属するのか韓国(朝鮮)に属するのか、もともとあいまいだった。ところが日韓併合の前年の一九〇九年、韓国の外交権を掌握していた日本は、滅亡前の清との間で「間島協約」を結び、満州での鉄道敷設権との交換で「間島」を清(中国)側に渡してしまった。しかし後には日本の手で満州国が誕生したため「間島」も日本の支配下に入り、日韓併合の影響で韓国人の入植は増えた。
しかし日本の敗戦、満州国消滅の後も「間島」は中国領として残り、国境を摸する北朝鮮(金目成政権)は一九六二年、中国との国境条約(未公表)で領有権を放棄しているといわれる(新潮新書『空白の北朝鮮現代史/白頭山を売った金日成』金基燦著など)。
問題の「間島協約」について韓国外務省での記者会見の際、潘基文外相に「韓国政府として間島協約をどう考えるか、発言権ありと考えるのか」と質問してみた。外相は「歴史的問題なので学問的な研究や検討が必要だ」と述べ直接的な答えは避けた。
これに対し韓国人記者が「検討の結果しだいでは外交的な対応もありうるのか?」と追い打ちをかけたところ、外相は「拡大解釈しないように願いたい」と逃げ(?)ていた。
韓国政府としては中国とは古代史論争だけでも頭が痛いのに、領土問題煮まで“戦線”が広がっては大変だ。韓国世論の関心が領土問題にまで拡大しないよう火消しに回っている。国会議員に対しても刺激的な決議案は自制するよう訴えている。
高句麗論争の以前からも、中朝国境地帯に出かけた韓国の観光客たちは朝鮮族経営の飲み屋で「満州はわれらの土地だ!」などといって気炎をあげ、国境の白頭山(中国名・長白山)の頂上に登っては『大韓民国バンザイ!』を叫んでいた。
中国政府の「自制要請」もあって、最近は韓国人旅行者たちも遠慮しているようだが、韓国人にとってはあの地域は言葉も韓国語(朝鮮語)だし食事も同じだ(だから犬肉料理が目立つ)。それに近年、韓国人観光客のほか韓国への出稼ぎが多いこともあって、韓国のウォン通貨がそのまま通用するのだ。韓国人からすればよその国に来た気はしない。
旧満州の中国・東北三省に住む朝鮮族は約二百万人。うち半分が豆満江の北の「間島」地域に住んでいるといわれる。中国で自治州などを構成している少数民族のなかで、血のつながる母国(?)が会って、その母国が今、最も羽振りがいいのが朝鮮族だろう。中国としては韓国−朝鮮族のつながりを気にせざるをえない。
http://www.startingweb.com/bbs.cgi?job=view&bbsid=3842&mid=6956
これは メッセージ 151927 (sofiansky2003 さん)への返信です.