<嫉妬深い中央集権主義>
投稿者: sofiansky2003 投稿日時: 2004/09/15 05:44 投稿番号: [151250 / 232612]
>この部分、呉善花さんの朝鮮人の特質にかんする持論を思い出させます。
呉善花の「韓国人から見た北朝鮮」の以下の箇所を思い出しました。
「李朝は、徹底的に規格化された制度と画一的な手段を用いた強固な統一支配で特徴づけられるが、アメリカの朝鮮史家グレゴリー・ヘンダーソンはそれを、すべての『非正統活動(さまざまな私的な活動)』を排除しようとする『嫉妬深い中央集権主義』と表現している(グレゴリーヘンダーソン著/鈴木沙雄・大塚重訳『朝鮮の政治社会』サイマル出版会)。
李朝はそのように、統治の統一性を少しでも損なう可能性のあるものを、執拗に排除し続けた。しかも、『嫉妬深い中央集権主義』の統制下にあったのは政治活動だけでなかった。
『地域的経済成長を促進し、個人財産を蓄積し、いろいろな海外からの影響をもたらす恐れのあった外国貿易等の経済的活動も、きびしく禁止または統制された』(前掲書)」
(中略)
「北朝鮮の政治も、李朝と同じに『すべての非正規活動を執拗に排除しようとする』ものであり、まさしく「嫉妬深い中央集権主義」そのものである。政治的な統一性は、そうした強固な中央集権主義によって保たれたが、それはまた社会的な統一性の性格を決定づけるものであった。
李朝の統一性は、さまざまな社会集団や民族など、大集団の利益の大局的な一致によって維持されたのではなかった。横のつながりを失った無数の極小集団が、それぞれの自己の利益をめざし、中心の『統一の威厳』に向かって猛然と突き進む、『一極集中力学』の統一性によって維持されたのである。
李朝では、人々が職業や産業など、社会生活にかかわるさまざまな公共利益を軸にして結びつくことを極端に恐れ、そうした動きをことごとく阻害した。したがって人々は、多様な社会集団を形成して経済や文化活動を展開することが、ほとんど不可能な常態におかれてしまったのである。そのため人々は、唯一残された血縁一族という小集団(父系血縁集団としての宗族)に自ら囲い込むしかなかったのである。」
これらを読むと、李氏朝鮮の社会と現在の北朝鮮の社会の相似性がよく分かります。
それに横の結びつきを恐れるというか反対する金正日の手法がよく出ていると思います。
権力も富も金正日に集中し一般経済が疲弊し破綻するのは『嫉妬深い中央集権主義』そのものでしょう。
それと強く感じるのは、日本との違いですね。
李氏朝鮮といえば江戸時代と比較したくなるのですが、当時武士は武士で、商人は商人ということで、互いに役割分担はあったが嫉妬はなかった。
(もうひとつプラスすれば、天皇には権力も富もないのですが、権威があったのではないか←これ自信なし)
それは現在も続いているのではないかと思います。
この日本的伝統を破ったのは、豊臣秀吉と田中角栄くらいかなと冗談も言いたくなります。
これは メッセージ 150589 (komash0427 さん)への返信です.
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