チェチェン問題と首相訪朝は無縁ではない
投稿者: kesuponnji 投稿日時: 2002/10/26 19:27 投稿番号: [14365 / 232612]
すべてはカナダ・サミットにヒントがある。
このサミットで目立ったことは、ロシアがG7に正式に加入したことと、アフリカ人が参加していたこと。
ロシアとアフリカの共通項は石油だ。ロシア南部のカスピ海は石油最大の埋蔵量を誇り、アフリカも認知度は低いが知られざる石油産出国を数多く抱えている (アフリカ大陸の西海岸に多い)。
今度はチェチェンに目を向けてみる。ナチスドイツも石油精製所を作ったバクーとチェチェンは世界地図で見ると同じ地方に位置する。カスピ海からパイプラインを設置しようとすると、南部のイラン・イラク地方をさけて西側の黒海地方に通す方がりこうだ。
チェチェンはこのパイプラインの通過をちょうどじゃまするような位置にある。
欧米諸国は911以降、いままでの中東石油依存一辺倒から、ロシア (カスピ海)・アフリカ西部石油依存への多極化を模索始めている。911テロ直後カダフィ大佐が米国に 「つつしんで被害者のご冥福をお祈りします」 と打電したニュースが流れたが、カダフィ大佐がアフリカ連合の親玉に収まったことを見るにつけ、あの弔電の位置付けにうなずける。”悪を征するには悪を” ということだ (アフリカは冷戦が終結したにもかかわらず内戦がず〜とつづいていて、政情が大変不安定な大陸だ)。
プーチン大統領はチェチェンのテロに強行突破を敢行したが、これは911以後、石油供給源を中東からカスピ海・西アフリカへ移す戦略から見れば、当然の作戦だ。
今後テロが狙うのは引き続きカスピ海の石油関連施設であり、将来西アフリカからの石油輸出が本格化すれば、ここもテロの標的になる。
なにしろ、いままで世界に君臨してきたの中東産石油が無視され世界からそっぽを向かれてしまって一番面白くないのは、中東石油の売上代金を活動資金源にしているテロ組織そのものであるからだ。
小泉首相の訪朝は、世界の政情不安の種を少しでも積んでおくことにある (もちろんのこと、米国の指令によって首相は訪朝を実施した)。
北朝鮮はこの世界の非常事態に理解を示し、拉致問題や不審船の悪行を素直に認め、日本に謝罪した。ここまでは米国の描くシナリオ通りである。
シナリオ通りにいかなかったのは、やっぱり、世界情勢音痴・攘夷思想に凝り固まったおばかさん日本の国民世論だ。
”日本の常識は世界の非常識”
”井戸の中のカエル、大海を知らず”
これらの言葉は長い間鎖国政策をとってきた世界最大の精神後進国、日本を適格に表現している。
日本のおばかさんぶりは、不良債権処理問題にもきわだって現れている。米国と韓国も不良債権問題を抱えていたが、RCCで時価で買い取り、その買い取った不良債権を市場で売却して、と〜っくの昔に両国の不良債権問題は終了している。
日本のおばかさん財閥は、己が失脚することを恐れ、不良債権を絶対に手放さないつもりだ (不良債権の処理 = 財閥消滅を意味する)。日本の政治家・財界・金融界のドンが全ておばかさん財閥の息のかかった者であることが、不良債権を処理しないで放置してきた根本原因だ。
国際テロ事件が下火になるのが早いか、日本の不良債権処理問題が決着するのが早いか、このようなことを比べることからも日本人の世界の中での特異性を再発見することになるだろう。
これは メッセージ 1 (mitokoumon_2002 さん)への返信です.