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Drug smuggling: N. Korea's top money-spinner
By Michael Richardson
ストレーツタイムズ:麻薬の密貿易、北朝鮮の最大の外貨収入
マイケル・リチャードソン
北朝鮮の輸出は、松茸とか蟹とかミサイルとか、いろいろあわせて年間$1B程度とされ
ているのだが、輸入はその2倍の規模である。北朝鮮は一体何処から外貨収入を得ている
のだろう?それがなければWMDの開発を進めることも出来ない。
北朝鮮から脱出亡命した人達への調査でわかったことは、北朝鮮が年間数億ドルの外貨収
入を不法な手段で手に入れており、それらは金の密輸、偽ドル札の輸出、希少動物の輸出
などである。
しかしながら、北朝鮮の不法な外貨収入の最大の稼ぎ手はヘロインとメタアンフェタミン
(覚醒剤)の輸出である。北京で進められている6か国協議がうまくゆかなければアメリカ
政府はこの外貨収入に圧力をかけて、それを規制するものとみられる。麻薬密輸への監視
と規制の強化が行われると見られる。
2002年に日本は北朝鮮の不審船から150?の覚醒剤を押収している。日本の当局に拠れば
1999年から2001年にかけて1113?の覚醒剤が押収され、これらは北朝鮮製で、おそらく取
引されている量の三分の一に当たる。北朝鮮の覚醒剤密貿易は末端価格で年間30億ドル規
模に達するとみられる。
一年と少し前にアメリカ議会公聴会は秘密会議で北朝鮮の亡命者から麻薬産業についての
証言を聞いている。それに拠れば1997年以降、北朝鮮の集団農場では10ヘクタールごとの
ケシ(麻薬)の栽培を行うよう指示されている。証言者に拠れば北朝鮮政府はタイ国境の
ゴールデン・トライアングルから専門家を招聘してケシ栽培やヘロイン精製を指導させて
いる。「容易に外貨を得る最大の手段はヘロインの販売」と亡命者がアメリカ議会で証言
している。
オーストラリアでは北朝鮮の船舶、ポンスー号からヘロインが発見され、北朝鮮からオー
ストラリアへのヘロイン密輸の一端が明かされた。ヘロインの包装やラベルは一見それが
ゴールデントライアングル製であるかのように装われていたが、化学分析で北朝鮮製であ
る事がわかった。こうした麻薬貿易は輸入側の国のギャング団などとの業務提携が疑われ
ている。アメリカ議会では北朝鮮の麻薬貿易は一部の北朝鮮人の商売ではなくて、国家が
外貨獲得のために行っている事業であると結論付けている。