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中国、「濃縮ウランが障害」指摘も

投稿者: sofiansky2003 投稿日時: 2004/06/24 05:55 投稿番号: [139853 / 232612]
中国、文書化に意欲   「濃縮ウランが障害」指摘も

  【北京=伊藤正】北朝鮮の核問題をめぐる第三回六カ国協議について、議長役の中国政府は核問題の平和的解決への道筋をつける重要な機会ととらえ、共通認識の文書化を提案、今後の協議の土台にする方針だ。しかし中国の専門家は、北朝鮮の高濃縮ウラン計画が、局面打開策の障害になっていると指摘、実のある合意文書は困難との見方をしている。

  中国は今回初めて協議開幕式での各国代表の演説をテレビで生放送したが、二月の前回協議以降の中朝、日朝首脳会談や南北朝鮮の対話など北朝鮮を取り巻く国際環境の緩和に加え、中国自身のシャトル外交による準備を通じ、一定の合意に自信を得た結果だった。

  中国政府代表の王毅外務次官は冒頭演説で、朝鮮半島の非核化の実現とその第一段階としての核凍結と対応措置が主要な議題と述べ、中国の当面の目標を打ち出した。中国の立場は、北朝鮮の核阻止では米日韓と一致しているものの、計画を放棄させる前に、北の主張する「凍結と補償」を実施、それを通じて信頼を醸成することにある。

  中国外務省によると、初日の全体会合では、米朝韓三カ国が「実務問題」で局面打開のための新提案をしたという。核放棄が先か、補償が先かの入り口論に終始した過去の協議から一定の前進があったといえる。米国は五月の第一回作業部会でも、北の軽水炉建設再開を提起したとされ、核放棄を前提に凍結への補償供与で日韓に歩調を合わせたとみられている。

  しかし最大の問題は、核計画放棄の範囲や時期、その検証方法だ。これに関し、中国共産党中央学校の朝鮮問題専門家、張●瑰教授は二十三日付の「中国青年報」で、当面北朝鮮が凍結対象にしているのは、プルトニウムによる核兵器製造にすぎず、高濃縮ウラン計画こそが米朝対立の焦点と述べている。

  北朝鮮は当初、濃縮ウラン計画を認めていたが、その後、全面否定。張教授は、濃縮ウランによる核製造は、隠密性が高く外部からの査察は困難と指摘、この問題が解決しない限り核問題は長期膠着(こうちゃく)状態に陥ると述べている。

  中国青年報はまた、米国が強硬姿勢を続ければ、米日韓陣営は崩れ、六カ国協議は「4(中、日、韓、露)+1(米)+1(北)」の局面になり、北朝鮮の態度がより強硬になるとの専門家の予測を紹介。米朝対立の底にある相互不信は根強く、合意文書が成ったとしても、凍結から廃棄への道は複雑かつ長期になるとみられている。
●=王へんに連

http://www.sankei.co.jp/news/morning/24pol003.htm
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