今後の半島情勢
投稿者: hangyosyufu 投稿日時: 2004/06/05 23:09 投稿番号: [135798 / 232612]
さて6月8日からのシーアイランド・サミットや6カ国協議の継続によって北朝鮮問題は紆余曲折はあれど、大きな方向としてはソフトランディングに向かう可能性が高い。
しかし、最終的には北朝鮮がどういう形に落ち着くのかは、各国の思惑に左右され複雑系で予測し難い。金正日総書記としては、第1に自身と一族の生命、財産の保障、第2に北朝鮮の存続と実質的元首の地位に留まる事、そのための日本からの経済援助を考えているだろう。
韓国は第1に安全保障、第2に将来の南北朝鮮の統一、第3に統一費用を日本を中心とした国際社会が支出する事、第4に可能であれば統一後北朝鮮の核の継承を考えていると予想される。中国は、第1に北朝鮮の暴発による半島へのアメリカの軍事介入の回避、第2にクーデター等での北朝鮮崩壊による難民流入の回避、第3に北朝鮮民主化と南北朝鮮統一による西側の核ミサイルの隣接回避を考えていると思われる。
ロシアは北朝鮮の市場経済化と半島の輸送インフラ整備による経済的利益が主な関心事項だろう。アメリカは、第1にイラク泥沼化との関連で北朝鮮に当分の間大人しくしてもらう事、第2に何れかの時点での金正日独裁体制の排除、第3に将来の中国との東アジアの覇権争いに備え楔を打ち込むための半島全体の親米化、第4に日本を除く各国に共通する事だが、金正日独裁体制後の北朝鮮インフラ整備への日本の資金の利用等といった順序で考えているのではないか。
何れも北朝鮮を暴発させずに牙を抜く事が概ねの共通了解事項であろう。
なお、民主化と市場経済化は水が高きから低きに流れるような歴史のトレンドであり、また余程の善政を行っていなければ民主化後に独裁者は処刑される前例を考えるとアメリカと中国の間で妥協が成り立ち、(1)北朝鮮の核排除、(2)何らかの中立化措置、(3)市場経済化、(4)金正日一族の亡命と生命財産の保障、(5)中国の民主化と歩調を合わせた緩やかな民主化の順序で進むと考えるのが現時点では一番自然なのでは在るまいか。もちろん、特にイラク中東情勢、中国のバブル経済の帰趨、その他の突発事項等によるアメリカ、中国の今後の力関係の変化等によりこのシナリオも幾通りにも変わり得る。(SK生、千葉)
これは メッセージ 1 (mitokoumon_2002 さん)への返信です.
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