殿下様の日記
投稿者: kitachousendeikirai 投稿日時: 2004/05/23 15:04 投稿番号: [129670 / 232612]
二発目。『人道』という語への冒涜であると知れ。
【承前】だが、首脳会談は予定通り(と言っていいだろう)90分で終わった。たったの90分である。通訳を介しての会談であるから実質的には45分間である。家族会の蓮池透さんが『あれだけの時間でよくもこれだけ多くのことを決めることだできたものだ』と唾棄するように皮肉ったが、まさにその通りである。出来レースである。つまりは、日朝両首脳はすでに両国の事務当局の実務者レベルであらかじめ敷かれたレールの上を走っただけ。小泉首相と金正日との間でギリギリの首脳交渉を行なったわけではなかった。小泉首相が平壌への出発前に見せた意気込みは、やはりただのポーズだったのだ。日本側の発表した合意内容がこれ(→
http://www.asahi.com/special/abductees/TKY200405220230.html)。
(1)日朝平壌宣言を履行していく考えを改めて確認し、日朝間の信頼関係の回復をはかるために小泉首相が訪朝した。
(2)北朝鮮側は人道的観点から拉致被害者の蓮池さん、地村さんの家族計5人の同日中の帰国に同意。曽我さんの家族は早期に北京で再会するよう調整する。
(3)安否不明の拉致被害者については、北朝鮮側がただちに真相究明のための調査を再開。
(4)日本側は国際機関を通じて、今後1、2カ月以内に食糧25万トン及び1000万ドル相当の医薬品などの人道支援を行う。
(5)双方は日朝平壌宣言を順守。その精神にかんがみ、日本側は制裁を発動する考えはない。
(6)日本側は在日朝鮮人に差別などが行われないよう友好的に対応。
(7)双方は核問題の平和的解決をめざし、6者協議の進展に努力する。
この結果に、驚きを通り越して呆れそして怒っている。日本は『人道支援』と称して25万トンのコメを供与し1,000万ドルのカネをくれてやり、制裁発動の見送りまで約束したのに対して、北朝鮮は当然返すべき人質の一部を返し10人の拉致被害者の調査の『再開』を約束しただけである。10人の拉致被害者の調査について安倍幹事長がいみじくも指摘したように、『日朝合同の調査委員会』ですら『茶番』だというのに、誘拐犯自らが『誘拐した被害者の居場所がわからないので再調査します』と言うのである。茶番も茶番、大茶番である。いったい日本政府は『人道支援』の『人道』の意味を知っているのか。犯罪者自身による犯罪調査という大茶番への見返りが『人道』だとは、『人道』という崇高な理想への冒涜である。
http://www2.diary.ne.jp/user/154269/
これは メッセージ 1 (mitokoumon_2002 さん)への返信です.
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