岸信介証言録 原彬久編、レビュー
投稿者: sadatajp 投稿日時: 2004/05/13 22:50 投稿番号: [125396 / 232612]
戦後の歴代首相の中で、岸信介(1896-1987年)は最も人気のなかった首相だろう。学生時代、全共闘の学生運動を体験した団塊世代の一人として、岸に対するイメージは最悪だった。「昭和の妖怪」と言われ、軍国主義復活をもくろんでいる、という非難を受けているのは当然、と思っていた。ところが、それがあまりにも固定化されたものいだと「目から鱗(うろこ)」である。
若い人は岸信介といっても、知らない人が多いだろう。日米安保条約の改正を強行採決で進めた時の首相である。いわゆる「60年安保闘争」の主役の一人である。1960年6月19日、新条約自然承認の日、国会周辺や官邸周辺は「安保反対」を叫ぶ群集で異様な雰囲気に包まれた。
中略
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昭和26年、独立と同時に吉田茂首相が結んだ安保条約は、日本にとっては極端に不利な内容だった。岸の一貫したテーマは、日本の独立の回復にあったという。そのために、最優先で安保改定に取り組み、そして安保論議が予想以上に大きくなって、結局は退陣に追い込まれた。
著者は、「戦後回帰の軍国主義者という評はあたっていない。むしろ、保守勢力を結集して議会の多数を握り、かつての敵国だったアメリカとの同盟関係を強化するなど、戦後の民主主義にも冷戦構造にも適応したのが、現実主義者としての岸の面目がみてとれる」と評価している。
http://www.kobunkan.com/book_review_018.htmlだって。
これは メッセージ 125377 (lemonchan01 さん)への返信です.
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