小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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反日レモン! あの新聞の無責任報道

投稿者: fabyondarone 投稿日時: 2004/04/25 01:38 投稿番号: [119646 / 232612]
「帰国船   -北朝鮮   凍土への旅立ち-」   鄭箕海   1997   文春文庫
(朝鮮総連が鳴り物入りで展開した帰国事業。『教育も医療も無料の社会主義祖国』『地上の楽園・共和国』とのうたい文句を額面どおりに信じて、9万数千人の在日朝鮮人(日本人妻を含む)が北に帰った。本書の著者も希望に胸をふくらませて帰国したが、その34年後韓国に決死の亡命をした。)

日本の新聞の無責任報道を呪う

いつ頃のどの新聞だったか覚えていないが、帰国する前に読んだものだから1959年から60年初めの新聞である。その記事の見出しは、わたしの記憶に間違いがないとすれば、
『お金持ちの朝鮮、ドロボーのいない街平壌』
北朝鮮では金日成首相の指導のもと、人民が一丸となって社会主義建設を進めている。彼らの表情は生き生きとしており、その暮らしも日ごとに向上している。ドロボーがいないためホテルには鍵をかける必要もないほどだ…   という内容の記事である。帰国する前、この類いの新聞記事をかなり目にした。

『北朝鮮訪問記』のような本にも目を通した。その立場からして北朝鮮をほめるだけの総聯の人々と違って、日本人は第三者なのだから客観的な目で北朝鮮の実状を見聞し、それを公正に伝えていると思った。事実、わたしのような北朝鮮へ帰国したいという両親の意思と、帰りたくないという本音との間で揺れ続け、帰国することを迷い、ためらっていた者には、日本言論による北朝鮮報道が絶大な影響を与えた。精神的にまだ幼かった17歳のわたしをして、それらの記事や訪問記などは、第三者である日本人の目にも、『共和国(北朝鮮)は立派に映っている。彼らが北朝鮮をお金持ちの国とまでいうのだから間違いないだろう』と、信じ込ませるには十分すぎた。

実際にもわたしは、それら読み物をむさぼるように読みあさって、最終的に帰国を決断したのである。日本のジャーナリストや学者の書いたものを鵜呑みにするほうが間違っている、と言われればそれまでだが、それから長年北朝鮮で暮らしている間、わたしは日本の進歩的な言論人や知識人らの無責任さ、その罪深い所業を呪わずにいられなかった。『地獄への道は善意のジュータンで敷きつめられている』という格言があるが、彼らこそまさに、この言葉を地でいき、結果的に善良な在日同胞、ことに総聯傘下の同胞、そして日本人妻たちを北朝鮮に追いやる犯罪的な帰国運動に手を貸したと言えるのではあるまいか。
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