<金総書記訪中>6カ国協議推進で合意
投稿者: fabyondarone 投稿日時: 2004/04/21 21:53 投稿番号: [118958 / 232612]
<金総書記訪中>6カ国協議推進で合意
【北京・大谷麻由美】中国共産党対外連絡部の報道官は21日、北朝鮮の金正日(キムジョンイル)総書記が19日から21日まで中国を非公式訪問したと発表した。金総書記は滞在中に、胡錦涛・中国共産党総書記兼国家主席と北京の人民大会堂で会談し、北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議のプロセスを推進することで合意した。金総書記が中国の説得を受け入れる形で柔軟な姿勢を示したことで、こう着状態の6カ国協議が進展する可能性が出てきた。金総書記は21日、帰国の途についた。
会談では、金総書記が朝鮮半島の平和と安定に向けた中国の積極的態度を高く評価し、「最終的に(自国を)非核化するという目標を堅持する。対話を通じた核問題の平和的解決を求めるという立場に変わりはない」と確認した。
また、「今後も忍耐強く柔軟な態度で6カ国協議のプロセスに参加し、貢献していく」と述べ、次回の6カ国協議開催に向け、協調的な姿勢をとることを約束した。
これに対し、胡総書記は北朝鮮の安全の確保などの「合理的な関心」を重視すべきだとの考えを表明した。
核問題をめぐっては、今月13日に訪中したチェイニー米副大統領が、北朝鮮の対応に厳しい姿勢を示していた。胡総書記は金総書記に直接、米国の考えを伝えたとみられ、米国が今回の会談をどう評価するかが注目される。
また、金総書記は胡総書記の北朝鮮訪問を招請し、胡総書記が応じた。胡総書記は両国の経済・貿易関係の強化のほか、首脳往来を活発化させ、地域や国際的な重大問題について相互理解を深めたいと提案した。
発表によると、中国は北朝鮮の経済建設を支えるため、北朝鮮に対する無償援助を提供し、北朝鮮側はこれに謝意を示したという。
金総書記は滞在中、江沢民・中央軍事委主席、呉邦国・全国人民代表大会常務委員長(国会議長)、温家宝首相らとも会談。また、北京に隣接した天津市を視察した。
◇中国、こう着状態打開に期待
【北京・上村幸治】中国共産党は21日、北朝鮮の金正日総書記の中国訪問を発表するとともに、金総書記との間で「引き続き(北朝鮮の核問題をめぐる)6カ国協議を共同で推進していく」ことを確認し合ったと説明した。中国側発表に核問題の先行きを楽観する表現は含まれていないが、今回の首脳会談によって、こう着状態に入った6カ国協議の準備作業が前進することを期待している模様だ。
中国側発表によると、胡錦涛総書記と金正日総書記の首脳会談には、北朝鮮側から姜錫柱第1外務次官と金永春・人民軍総参謀長が同席したという。姜錫柱次官は、米朝枠組み合意(94年)をまとめた北朝鮮外交の実質的な責任者だ。ここから首脳会談の主要テーマが、核問題と対米関係であったことがうかがえる。
金総書記は会談で「忍耐強く柔軟な態度で、6カ国協議に積極的に参加していく」と約束したという。
中国消息筋によると、直前に訪中したチェイ二ー米副大統領が、北朝鮮に対して極めて厳しい姿勢を示しており、中国首脳はこの発言を金総書記に伝えたという。総書記の「忍耐、柔軟」発言は、こうした動きを踏まえたものとみられる。
中国側は北朝鮮の経済建設を支持するという理由で無償援助を行ったことを明らかにした。これは、北朝鮮が6カ国協議に協力的な姿勢を示したことへの見返りの可能性もある。
中国共産党は今回、金総書記がまだ国内にいる午後3時に、テレビニュースを通じて訪中を発表した。発表の仕方には、情報隠しにこだわり続けた北朝鮮への不快感も垣間見えた。
中国側はまた、胡錦涛主席以下の指導者の名前を列挙した上で「中国の新しい集団指導部」が中朝関係を尊重していくと強調した。金総書記への個人崇拝を続ける北朝鮮とは違うということを、さりげなく内外に示したといえるだろう。
◇外務報道官「評価する」
外務省の高島肇久外務報道官は21日の記者会見で、北朝鮮の金正日総書記の訪中について「北朝鮮が今後、核問題について責任ある行動を取る方向につながる点で評価する」と述べた。また、金総書記が胡錦涛・中国共産党総書記兼国家主席との首脳会談で、北朝鮮の核問題を巡る6カ国協議の推進に合意したことに関しては「最高首脳がそうした約束をしたことに注目したい。6カ国協議のプロセスが動くことが、日本人拉致問題を中心とする日朝間の問題解決の原動力になることを期待したい」と評価した。
外務省は今週中に、北京の日本大使館を通じて、金総書記と中国首脳らとの会談内容を中国政府から聞く予定。(毎日新聞)
[4月21日21時19分更新]
【北京・大谷麻由美】中国共産党対外連絡部の報道官は21日、北朝鮮の金正日(キムジョンイル)総書記が19日から21日まで中国を非公式訪問したと発表した。金総書記は滞在中に、胡錦涛・中国共産党総書記兼国家主席と北京の人民大会堂で会談し、北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議のプロセスを推進することで合意した。金総書記が中国の説得を受け入れる形で柔軟な姿勢を示したことで、こう着状態の6カ国協議が進展する可能性が出てきた。金総書記は21日、帰国の途についた。
会談では、金総書記が朝鮮半島の平和と安定に向けた中国の積極的態度を高く評価し、「最終的に(自国を)非核化するという目標を堅持する。対話を通じた核問題の平和的解決を求めるという立場に変わりはない」と確認した。
また、「今後も忍耐強く柔軟な態度で6カ国協議のプロセスに参加し、貢献していく」と述べ、次回の6カ国協議開催に向け、協調的な姿勢をとることを約束した。
これに対し、胡総書記は北朝鮮の安全の確保などの「合理的な関心」を重視すべきだとの考えを表明した。
核問題をめぐっては、今月13日に訪中したチェイニー米副大統領が、北朝鮮の対応に厳しい姿勢を示していた。胡総書記は金総書記に直接、米国の考えを伝えたとみられ、米国が今回の会談をどう評価するかが注目される。
また、金総書記は胡総書記の北朝鮮訪問を招請し、胡総書記が応じた。胡総書記は両国の経済・貿易関係の強化のほか、首脳往来を活発化させ、地域や国際的な重大問題について相互理解を深めたいと提案した。
発表によると、中国は北朝鮮の経済建設を支えるため、北朝鮮に対する無償援助を提供し、北朝鮮側はこれに謝意を示したという。
金総書記は滞在中、江沢民・中央軍事委主席、呉邦国・全国人民代表大会常務委員長(国会議長)、温家宝首相らとも会談。また、北京に隣接した天津市を視察した。
◇中国、こう着状態打開に期待
【北京・上村幸治】中国共産党は21日、北朝鮮の金正日総書記の中国訪問を発表するとともに、金総書記との間で「引き続き(北朝鮮の核問題をめぐる)6カ国協議を共同で推進していく」ことを確認し合ったと説明した。中国側発表に核問題の先行きを楽観する表現は含まれていないが、今回の首脳会談によって、こう着状態に入った6カ国協議の準備作業が前進することを期待している模様だ。
中国側発表によると、胡錦涛総書記と金正日総書記の首脳会談には、北朝鮮側から姜錫柱第1外務次官と金永春・人民軍総参謀長が同席したという。姜錫柱次官は、米朝枠組み合意(94年)をまとめた北朝鮮外交の実質的な責任者だ。ここから首脳会談の主要テーマが、核問題と対米関係であったことがうかがえる。
金総書記は会談で「忍耐強く柔軟な態度で、6カ国協議に積極的に参加していく」と約束したという。
中国消息筋によると、直前に訪中したチェイ二ー米副大統領が、北朝鮮に対して極めて厳しい姿勢を示しており、中国首脳はこの発言を金総書記に伝えたという。総書記の「忍耐、柔軟」発言は、こうした動きを踏まえたものとみられる。
中国側は北朝鮮の経済建設を支持するという理由で無償援助を行ったことを明らかにした。これは、北朝鮮が6カ国協議に協力的な姿勢を示したことへの見返りの可能性もある。
中国共産党は今回、金総書記がまだ国内にいる午後3時に、テレビニュースを通じて訪中を発表した。発表の仕方には、情報隠しにこだわり続けた北朝鮮への不快感も垣間見えた。
中国側はまた、胡錦涛主席以下の指導者の名前を列挙した上で「中国の新しい集団指導部」が中朝関係を尊重していくと強調した。金総書記への個人崇拝を続ける北朝鮮とは違うということを、さりげなく内外に示したといえるだろう。
◇外務報道官「評価する」
外務省の高島肇久外務報道官は21日の記者会見で、北朝鮮の金正日総書記の訪中について「北朝鮮が今後、核問題について責任ある行動を取る方向につながる点で評価する」と述べた。また、金総書記が胡錦涛・中国共産党総書記兼国家主席との首脳会談で、北朝鮮の核問題を巡る6カ国協議の推進に合意したことに関しては「最高首脳がそうした約束をしたことに注目したい。6カ国協議のプロセスが動くことが、日本人拉致問題を中心とする日朝間の問題解決の原動力になることを期待したい」と評価した。
外務省は今週中に、北京の日本大使館を通じて、金総書記と中国首脳らとの会談内容を中国政府から聞く予定。(毎日新聞)
[4月21日21時19分更新]
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