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サドル派の反米暴動

投稿者: hangyosyufu 投稿日時: 2004/04/08 21:35 投稿番号: [114986 / 232612]
ここ数日イラクで続いているサドル派の反米暴動は、アメリカ占領軍政府(CPA)が、反米姿勢を改めないサドル派の新聞を閉鎖したことや、サドル派の幹部約20人を逮捕したことが原因だと報じられている。また、イラクの人口の6割以上を占めるシーア派の中でもサドル師は過激派の少数派で、システーニ師を中心とする多数派の穏健派とは対立関係にあり、サドル派の反米暴動はイラクの国民意識を代弁していないとされている。

  だが私から見ると、今回の反米暴動の背後には、3月初めにアメリカ側がシーア派を含むイラク人諸派と協議して作ったイラクの暫定憲法の制定過程において、シーア派がアメリカに出し抜かれてしまったことがあると思われる。

  CPAはイラク占領の失敗が明らかになった昨年11月、イラク人の暫定評議会との間で政権移譲のやり方と日程について取り決めを結んだ。これは、イラクの多数派であるシーア派に政権移譲のプロセスを認めさせ、新生イラクがイラク人の総意に基づいて再建されていることを世界に示すための枠組みだった。システーニ師を中心とするシーア派は、懐疑の目を持ちながらもその動きに参加した。だが、3月初旬まで続いた暫定憲法の制定作業は、結局のところ、シーア派が自分たちの権力を限定するのを了承するかたちになってしまった。シーア派はアメリカに「はめられた」観がある。

  システーニ師は3月下旬に「暫定憲法が施行されれば、イラクの分裂を招くだけだ」として、暫定憲法を無効にするよう求める姿勢を明らかにし、国連に対しても暫定憲法を承認しないよう求めた。サドル派の反米暴動はその1週間後に始まっていることから、これは「少数派」の反乱ではなく、シーアは全体がアメリカに対し、絶望感と嫌悪感を抱いた結果の動きであると感じられる。
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