韓国−大統領らしい大統領のいない政治
投稿者: sofiansky2003 投稿日時: 2004/04/02 09:22 投稿番号: [113632 / 232612]
朝鮮日報−金大中記者のコラムから
「弾劾」その後
盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領がついには弾劾で下野することになれば、それなりに多数の問題点を残すだろうが、彼が大統領職に復帰する場合も、私たちは深刻な問題に直面するほかない。
それは、盧大統領が生き残ったとしても、政治的にはすでに致命的な傷を負っているためだ。そして、その傷による怒り、自壊感、羞恥心が果たしてどのような形で韓国社会に降り注いでくるか、推定することは難しい。
何よりも、今回の弾劾事態を通じて、盧大統領は親盧、反盧の両方ともに相当の“敬遠人物”であることが明らかになった。与党と親盧勢力は最近、表情の管理にずいぶん気を使っているという。
盧大統領が国会で弾劾された後、事態は反転し、与党は喜びを隠せない様子だ。今や、4月の総選挙で彼ら独自の力でもって改憲ラインまで確保するのだと意気込んでいる。
盧大統領が日常の政治の前面に出られなくなったことから、人々の同情心を買い、さらにはそれが総選挙の状況で有利に働くという話まで出回っている。また、盧大統領が登場しないから、言葉の失敗がなくなり、与党が働きやすくなったという話まで聞こえてきてくる。
だから、一部野党議員らは与党側がこのような状況を4月の総選挙まで維持するため、憲法裁判所の判決を意図的に遅らせようとしていると主張する。
某野党関係者は、したがって、盧大統領が復帰するなら早いうちに復帰し、再びその語法(?)を披露してほしいと願っているという。言い換えれば、盧大統領が姿を消すことが、与党の総選挙の勝利にプラスになることを意味しているのだ。
結局、盧大統領は大統領の業務と権限を取り戻すとしても、すでに「その以前の盧武鉉」ではない。彼の権威は大きく墜落し、彼のイメージは大いに傷ついた。
彼の“言葉の失敗”に国民はもちろん、盧大統領の勢力もひやひやし、時にはそれが飛躍し、政治的術数と陰謀として理解される状況がくるかも知れない。
一度、国会の弾劾を受けたという事実だけでも、彼の権威と信頼は大きな傷跡を残したはずで、それが経済と国防・外交におよぼす効果は決して少なくないだろう。
二つ、“弾劾”以降、韓国社会はより深刻な対立と葛藤に悩まされることになる見通しだ。傷ついた政治家の乱暴なもがきみたいなものにより、その亀裂の幅と深さは増していくはずだ。
総選挙の結果、ヨルリン・ウリ党が第1党の位置を超え、過半数を占める場合、与党の傲慢と独走が傷ついた大統領の怒りないしは復讐心と合体した場合、韓国社会は際限なき混沌へと陥るだろう。
また、違う角度からは、多様性を拒否し、変化と改革の名の下、反対者を粛清しようとする雰囲気と状況が演出されるのではないか、懸念する人が多い。
どうせ、韓国社会はすでに真っ二つに割れてしまった。この対立と葛藤を繕う妥協と和解の旗手が切実な時点で、分化現象を深化させ、それで漁夫の利を得ようとする指導者らが力を得ている。
そして、この葛藤の構造を親盧・反盧の次元を超え、死ぬか生きるか、殺すか殺されるかの二分法的選択へと追い込む状況に至った。
今日の懸念は、このような状況が今回の弾劾事態で絶頂に達しているということだ。しかし、それよりも大きな懸念が私たちの目の前に置かれている。弾劾事態はその結果に関係なく、韓国国民の日常、日常生活と判断の領域に大きな影響を及ぼすほかない。
そして、これから私たちは“大統領らしい大統領のいない政治”がどれだけ無謀で、不安なものなのかを経験するはずだ。私たちは“傷ついた大統領”が何を、いかに、どれだけやっていくかを、はらはらする心情でもって見守ることになるだろう。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/03/23/20040323000034.html
「弾劾」その後
盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領がついには弾劾で下野することになれば、それなりに多数の問題点を残すだろうが、彼が大統領職に復帰する場合も、私たちは深刻な問題に直面するほかない。
それは、盧大統領が生き残ったとしても、政治的にはすでに致命的な傷を負っているためだ。そして、その傷による怒り、自壊感、羞恥心が果たしてどのような形で韓国社会に降り注いでくるか、推定することは難しい。
何よりも、今回の弾劾事態を通じて、盧大統領は親盧、反盧の両方ともに相当の“敬遠人物”であることが明らかになった。与党と親盧勢力は最近、表情の管理にずいぶん気を使っているという。
盧大統領が国会で弾劾された後、事態は反転し、与党は喜びを隠せない様子だ。今や、4月の総選挙で彼ら独自の力でもって改憲ラインまで確保するのだと意気込んでいる。
盧大統領が日常の政治の前面に出られなくなったことから、人々の同情心を買い、さらにはそれが総選挙の状況で有利に働くという話まで出回っている。また、盧大統領が登場しないから、言葉の失敗がなくなり、与党が働きやすくなったという話まで聞こえてきてくる。
だから、一部野党議員らは与党側がこのような状況を4月の総選挙まで維持するため、憲法裁判所の判決を意図的に遅らせようとしていると主張する。
某野党関係者は、したがって、盧大統領が復帰するなら早いうちに復帰し、再びその語法(?)を披露してほしいと願っているという。言い換えれば、盧大統領が姿を消すことが、与党の総選挙の勝利にプラスになることを意味しているのだ。
結局、盧大統領は大統領の業務と権限を取り戻すとしても、すでに「その以前の盧武鉉」ではない。彼の権威は大きく墜落し、彼のイメージは大いに傷ついた。
彼の“言葉の失敗”に国民はもちろん、盧大統領の勢力もひやひやし、時にはそれが飛躍し、政治的術数と陰謀として理解される状況がくるかも知れない。
一度、国会の弾劾を受けたという事実だけでも、彼の権威と信頼は大きな傷跡を残したはずで、それが経済と国防・外交におよぼす効果は決して少なくないだろう。
二つ、“弾劾”以降、韓国社会はより深刻な対立と葛藤に悩まされることになる見通しだ。傷ついた政治家の乱暴なもがきみたいなものにより、その亀裂の幅と深さは増していくはずだ。
総選挙の結果、ヨルリン・ウリ党が第1党の位置を超え、過半数を占める場合、与党の傲慢と独走が傷ついた大統領の怒りないしは復讐心と合体した場合、韓国社会は際限なき混沌へと陥るだろう。
また、違う角度からは、多様性を拒否し、変化と改革の名の下、反対者を粛清しようとする雰囲気と状況が演出されるのではないか、懸念する人が多い。
どうせ、韓国社会はすでに真っ二つに割れてしまった。この対立と葛藤を繕う妥協と和解の旗手が切実な時点で、分化現象を深化させ、それで漁夫の利を得ようとする指導者らが力を得ている。
そして、この葛藤の構造を親盧・反盧の次元を超え、死ぬか生きるか、殺すか殺されるかの二分法的選択へと追い込む状況に至った。
今日の懸念は、このような状況が今回の弾劾事態で絶頂に達しているということだ。しかし、それよりも大きな懸念が私たちの目の前に置かれている。弾劾事態はその結果に関係なく、韓国国民の日常、日常生活と判断の領域に大きな影響を及ぼすほかない。
そして、これから私たちは“大統領らしい大統領のいない政治”がどれだけ無謀で、不安なものなのかを経験するはずだ。私たちは“傷ついた大統領”が何を、いかに、どれだけやっていくかを、はらはらする心情でもって見守ることになるだろう。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/03/23/20040323000034.html
これは メッセージ 1 (mitokoumon_2002 さん)への返信です.