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配給で食べていけない-北朝鮮

投稿者: sofiansky2003 投稿日時: 2004/03/17 07:00 投稿番号: [111244 / 232612]
北朝鮮の子供たちに直接、コメを届ける運動をしている日本の非政府組織(NGO)「ラブ・アンド・ピース」に同行し、三月四日から十一日まで北朝鮮の平壌と地方都市を訪問した。一昨年からの経済改革で、農産物や中国製品が市場や屋台に持ち込まれ街は活気を増す一方、副収入がない都市労働者や子供、お年寄りらを抱える家庭は危機的状況に追い込まれている。

  平壌市内では若い女性たちがぐっとファッショナブルに。「国産化粧品が去年から行き渡るようになった」と住民は話す。若い女性店員たちは「市場でこれ三百五十ウォン(約三百円)だったの」とうれしそうにストッキングのようなものを同僚と分配する。労働者の月給は多くても三千ウォン(約二千五百円)程度だ。

  中年男性は「大人一日のコメ配給基準は七百グラムだが、実際はよくて五百グラム。三月からはさらに厳しくなり、ジャガイモになると聞いている」。若い男性は「配給だけで食べていけるわけがない。でも市場は物価上昇が止まらない」と漏らす。

  経済改革で食糧配給は必要量の半分に引き下げられ、残りは市場などから自助努力で入手することになった。農村では自家用作物を栽培できる「自留地」での生産が活性化、市場は人出でにぎわう。一方で配給用の物資は不足。国連の世界食糧計画(WFP)も各国の拠出が足りないため、北朝鮮への食糧支援を今年に入り大幅に縮小、配給が危機にひんしている。

  ラブ・アンド・ピースがコメ十五トンを届けた安州市(人口約二十四万人)の主要産業は化学工業。三月以降は配給のめどが立っていない。同市幹部は「隠さず言うが、わが国の経済状態はよくない。栄養失調の子供は減ったが、それでも部分的に健康状態が悪い子供が出ている」と話す。乳児から五歳まで百二十人の子供がいる同市の託児所のおかずはキムチや野菜スープだけ。タンパク源は豆乳に頼っているという。

  コメ二十五トンを届けた沙里院市(約二十七万人)はトラクター工場などがある。市は年間約五万トンの食糧を必要としているが現在、確保しているのは二万五千トンだけ。六─七歳の子供約三百八十人がいる幼稚園では一月末からWFPの穀物支援が中断。園で飼う二十頭のヤギの乳でタンパク不足を補っている。子供四百人の託児所長は「WFPの食糧は栄養剤と穀物を混ぜたものだったが、それも途切れた。白米を食べて子供たちはとても喜んでいた」と話す。

  北朝鮮当局は子供たちへの配慮を強調するが、経済難が社会的弱者を直撃することは否定できない。軍事優先の「先軍政治」の中で模索される市場経済導入。子供たちを守るための食糧支援を母親たちはほっとした表情で受け取っていた。(平壌、共同=橋田欣典)
(了)   03/16
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