小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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金正日>破綻につながる判断ミス1

投稿者: sofiansky2003 投稿日時: 2004/03/10 20:10 投稿番号: [110644 / 232612]
おなじみ<北朝鮮雑感>のエッセイからのC&Pです。

http://homepage3.nifty.com/senshowun/page029.html
(前略)
北朝鮮の金正日が、トップになったとき、ご当人は些細な意志決定だと思ったのであろうが後になって、北朝鮮の金正
日体制の崩壊を決定づけるミスをした。

北朝鮮の飢餓の前に、せっぱ詰まって、飢餓を世界に公表して、国際社会の支援を求めたことである。

親父の金日成は、外面を繕い、幾ら国民が餓死しても、豊かさぶりを演出して、他人の懐から金を提供させる戦術を採
った。

「外面地上の楽園、中身地上の地獄」の実態を、取り繕う戦略で、北朝鮮を運営してきた。

いわば、典型的な「詐欺師戦略」が、金日成の政治戦略だった。

貧乏人は誰も相手にしないということを知っているので、貧乏であるにもかかわらず、外目だけ、羽振りを良くして、騙
し、金持ちに寄ってくる外国人の懐から、金を吐き出させたのだ。

平壌など、外国に豊かさを演出するための都市であり、スケールの壮大な詐欺の舞台である。地方から、富を吸い上
げて、ショーウィンドウ都市を造り上げた。

遺訓政治ということで、金日成の跡を継いだ金正日だが、親父の「詐欺師戦略」は踏襲できなかった。

騙しというのは天性の能力が必要なもので、親父が息子に騙しのテクニック、或いは、詐欺師の本質を伝えることはで
きなかったようだ。

金正日は、親父の「詐欺師戦略」を理解できず、営々と親父が騙し続けてきた実態を、国民の飢餓を目にして、せっぱ
詰まって、世界に公表してしまった。

人道支援ということで、一時しのぎはできたが、貧乏国など何処の国も相手にしない。

相手が、豊かな国だと思うから、寄ってくるのであって、貧乏国に寄りついたら、貧乏神に取り付かれて、こっちまで、貧
乏になってしまう。

北朝鮮の孤立化が始まった。

と同時に、「あれ、これまで、裕福だと思っていたのに、貧乏国だったの」という民主主義国のマスコミの興味を引いてし
まった。

詐欺師戦略の下、隠し続けていたのが、腐肉に漁るハイエナのマスコミの中で、次々に実態が明らかにされていく。

世界への飢餓公表は、せっぱ詰まった些細な意志決定だったが、「詐欺師戦略」の破綻を意味した。

体制をひたすら維持しようとする金正日にとっては、重大な判断ミスを何気なくやってしまった。もう流れは変えられな
い。親父の詐欺師戦略に戻ることはできないとともに、北朝鮮の破綻の始まりでもある。

金正日は、もう一つミスをした。

拉致問題である。

拉致を認めて、日本に、拉致被害者を帰してしまった。

国内の飢餓現実の中で、せっぱ詰まって、日朝国交正常化をすれば、この危機から脱出できるかも知れないという甘
い誘惑に駆られて、拉致を認めてしまった。

ご本人、「しまった。馬鹿なことをした」と、後悔しても、もう後の祭りだ。

ルビコン川を渡ってしまった。

まあ、拉致被害者を帰して恩恵を施せば、見返りが日本からもたらされるだろうと踏んでいたら、逆の方向になった。

西側マスコミは、そんな生やさしい人種ではない。

連日のように、北朝鮮の実態を報道し始めた。

日本の対北朝鮮世論は、硬化するだけである。

拉致問題が解決しなければ、経済制裁は、もう、目前に迫っている。

まだ、民主主義国のマスコミと世論の怖さに気付いていない。

意志を統一するまでには時間がかかるが、意思が統一されたら、恐ろしい力を持っているのを知らない。

「拉致ほおかぶり戦術」の破綻では、済まなくなりつつある。

日本は、恐らく、北朝鮮を崩壊に導く推進力になって行くであろう。

北朝鮮の存立を支えてきた、日本が、北朝鮮の体制に対して厳しくなりつつある。

拉致問題の先送り戦術で、北朝鮮は、崩壊への道のりを歩み始めた。
(next)
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