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ガンメソッドと爆縮レンズ

投稿者: kitachousendeikirai 投稿日時: 2004/02/27 22:17 投稿番号: [109075 / 232612]
爆縮レンズ

ウラン235ならガンメソッド(砲撃法)で臨界に達せられる。ウランの塊を2分割しておき、一方の半分を他の塊にぶち込めばよい。小型なのでリトルボーイ(チビ)となずけた。これが広島に使われた。しかしプルトニウムは融点も沸点も低いので砲撃法では連鎖反応が一定のレベルに達する前にプルトニウムが蒸発してしまう。

プルトニウムを使う原爆においては臨界量に少し足りないプルトニウム球の周りに爆薬をおいて爆縮することにした。しかし火薬に点火しても爆発の衝撃波は点火栓を中心とする同心円を描き点火栓の数に相当する不均一な衝撃波がプルトニウム球を破壊し、均一に圧縮してくれない。

そこで天下栓の数に相当する爆発速度の遅い火薬をレンズ状にプルトニウム球表面に配置すると衝撃波が均一にプルトニウム球表面に達するようにできる。フォン・ノイマンの数値解析で32個の点火栓と爆縮レンズを配置すれば良いと計算できた。ファットマン型原爆と呼ばれる。長崎に投下された。

この個数は極秘とされたが、ロスアラモスの一研究者、ホッド・ホール(フォン・ノイマンの生涯ではクラウス・フックスとされるLibrary Serial No.612)が米国の独占とすると、問題と考え、ロシアにこの情報を教えた。ホッド・ホールは現在も存命であるがパーキンソン病に侵されている。現在ではこの情報は公開となっている。
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