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「完全放棄しなければ戦略的選択」

投稿者: sofiansky2003 投稿日時: 2004/02/15 01:06 投稿番号: [106814 / 232612]
北朝鮮核:「完全放棄しなければ戦略的選択」   米国務次官補

  【ワシントン中島哲夫】北朝鮮の核問題をめぐり25日から開かれる6カ国協議で米代表団を率いるケリー国務次官補(東アジア・太平洋担当)が13日夜、ワシントン市内で講演し、北朝鮮が否定している高濃縮ウラン開発計画まで含めて完全な核放棄に応じなければ米国は決して満足しないと強調、リビアと同様の「戦略的選択」に踏み切るべきだと要求した。6カ国協議を前に、根幹部分では譲歩しない姿勢を明確にしたものだ。

  ケリー次官補は、北朝鮮やイラン、リビアへの核技術供与を認めたパキスタンのアブドル・カディル・カーン博士の「告白」に言及しながら、北朝鮮の高濃縮ウラン開発計画が「我々の想定よりも長期間にわたり、進展した状態にあった」と断定。また「北朝鮮の目標は、完成すれば年間2個以上の核兵器に十分なウランを製造できる工場建設だったように見える」と述べた。

  米情報機関は02年10月より前に、北朝鮮がパキスタンからウラン濃縮用遠心分離機を導入した証拠書類を入手したとみられるが、同月末時点で米政府高官は高濃縮ウラン開発が「計画」段階に過ぎないと述べ、その後も具体的説明は避けていた。カーン博士の情報で実態把握が進んだとみられ、北朝鮮の否定の壁を打破する助けになりそうだ。

  ケリー次官補は結局「完全、検証可能、不可逆的な廃棄」を求める対象として(1)プルトニウム計画(2)ウラン濃縮計画(3)現存する核兵器――を列挙。25日からの協議にはこうした「恒久的解決」に向けた進展を期待するものの、「あらゆる立場の意見を注意深く聴き、応える用意がある」とも述べ、北朝鮮に対する「安全の保証」提供について柔軟対応の余地があることを強調した。

[毎日新聞2月14日] ( 2004-02-14-20:06 )
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