小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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黄長菀

投稿者: hangyosyufu 投稿日時: 2004/02/12 01:39 投稿番号: [106232 / 232612]
>北朝鮮の民主化のためには平和を犠牲にすることもあり得るという類の主張

誠に深い意味です・・・


「行ってくるよ。2月12日あたりに帰る」「行ってらっしゃい」−−。

1997年1月末の平壌(ピョンヤン)。黄長菀(ファン・ジャンヨップ)氏は、妻とこの世で最後の別れの挨拶をした。満開の青年時代、はるか彼方のモスクワで初めて出会い、信頼と愛を共にしてきたこの50年間。

眉間にしわを深くよせた黄長菀氏は、無表情だったが、その胸中では血涙を呑んでいた。戻ってこれない道を進むのに、戻ると語る自身が惨めだった。

瞳を、かたく閉じた。そうすると今度は、主体思想を作り上げ、結果的に金正日(キム・ジョンイル)国防委員長の権力強化に率先した自身の歴史的過誤が目の前を往来する。心中の、別の自我が断固として語りかける。

「家族を救うことなど出来ないくせに、未練がましくためらっていれば、お前は最後まで去ることなど出来ない。そうなれば、遠い後世の歴史は、あの時の北朝鮮で、途方もない暴力と不合理のなかで人民が苦痛を受けているのに、堂々と抵抗した知識人はただの1人もいなかったと語るだろう」−−。妻に帰宅すると告げた2月12日、黄長菀氏は、家の代わりに、北京の韓国総領事館に入っていった。7年前、全世界を驚愕させた黄長菀氏亡命事件は、こうして始まった(『黄長菀氏回顧録』)。黄長菀氏が先週、韓国人間開発研究院が開いたセミナーに、講師として登場した。政治的解釈と理念的判断を可能な限り抑え、彼の話を聞こうと努めた。そうするうち、安楽な個人の生活をあきらめ、独裁政権と孤独に戦ってきた70年代の実践的知識人の容貌が、黄長菀氏から感じ取られた。咸錫憲(ハム・ソクホン)、張俊河(チャン・ジュンハ)、金寿煥(キム・スファン)といった諸氏が、そうした知識人だった。

黄長菀氏は、目前の悪に対し、評論ではなく行動する知識人が切実だと力説した。金正日独裁体制を打倒すべきだという考えを持つに至った具体的契機は、95年に自らの目で確認した、高級技術者2000人の集団餓死事件だった。彼は「金正日に奉仕した過去は、私にとって原罪のようなものだ。それを贖罪するため、命をかけて北朝鮮の民主化に尽力する」と話した。

北朝鮮の民主化のためには平和を犠牲にすることもあり得るという類の主張には即座に共感し難かったが、黄長菀氏を守旧・冷戦勢力を代弁する親米反北朝鮮主義の扇動家程度と見るのは、深い洞察ではなさそうだ。

全栄基(チョン・ヨンギ)政治部次長
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