“闇市場”全体像浮かぶ
投稿者: sofiansky2003 投稿日時: 2004/02/06 07:00 投稿番号: [105182 / 232612]
■闇市場”全体像浮かぶ
設計図や名簿盗み→欧州企業が機材供給
【ロンドン=蔭山実】パキスタン発の核技術・部品の流出先となったイランとリビアに対する調査で、「パキスタンの核開発の父」、アブドル・カディル・カーン博士を中心とした“核の闇市場”の全体像が浮かんできた。国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長も三月八日のIAEA定例理事会で調査結果を報告する。
IAEA査察官や欧米の外交官が英日曜紙、オブザーバーなどに明かしたところによると、闇市場形成の発端は、カーン博士が一九七〇年代半ばに勤務していた英国、ドイツ、オランダの合弁企業、ウレンコ社から、ウラン濃縮のための遠心分離装置の設計図と機材供給業者の名簿を盗み出したことにさかのぼる。
カーン博士は、この情報を基に中国の協力も得て自国の核兵器を開発する一方で、イランやリビア、北朝鮮に対し核開発の情報を流していた。
核開発機材の闇取引は八〇年代後半から九〇年代半ばに集中して起きた。機材を供給したのはドイツやオーストリア、スイスなど欧州の最先端企業で、ドイツからマレーシア、アラブ首長国連邦(UAE)を舞台に暗躍していた商人が売買を仲介した。
機材の購入契約では、イランなどの海外駐在の外交官らが博士を通じ商人らと水面下で接触。商人らは先端企業には使用目的や最終納入先が分からないよう巧みに各部品を発注し、納品の際も荷物の積み出し地と目的地の書類を偽造して貨物船などで搬入していた。
昨年十月に米政府当局がリビア向け機材を輸送中のドイツの貨物船を臨検した際も実際の行き先などはごまかしていたことが確認されている。
イラン向けでは、UAEのドバイを拠点とするスリランカ人商人らが仲介していた。この商人はリビア向けにもかかわっていた形跡がある。カーン博士がチャーター機で部品を運び込むケースもあったとされ、これらは主に北朝鮮向けだったとみられている。
一方、カーン博士が盗み出した遠心分離装置の設計図は、回転部分の機材がアルミ製のものと、強力な合金製のものの二種類があり、アルミ製機材の方がマレーシアで製造されていたという。
アルミ製機材の購入にかかわっていたとされるのが、ドバイを拠点とするスリランカ人で、リビアに対する査察でも、ウレンコ社の設計を基にしたアルミ製の遠心分離装置が確認されている。
マレーシア当局は自国にはウラン濃縮機材の部品を製造できる業者はいないと否定している。
イランとリビアはすでに、カーン博士から流出した遠心分離装置の設計図をIAEAなどに提出した。米政府はリビアからは核爆弾の設計図も押収したとされている。
遠心分離装置は七〇年代の設計という古いものだったが、IAEA査察官らは「産業が未発達でも簡単に組み立てられ、すぐに核兵器を製造できる」と指摘している。(02/06)
http://www.sankei.co.jp/databox/n_korea/nkorea_4_1.htm
設計図や名簿盗み→欧州企業が機材供給
【ロンドン=蔭山実】パキスタン発の核技術・部品の流出先となったイランとリビアに対する調査で、「パキスタンの核開発の父」、アブドル・カディル・カーン博士を中心とした“核の闇市場”の全体像が浮かんできた。国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長も三月八日のIAEA定例理事会で調査結果を報告する。
IAEA査察官や欧米の外交官が英日曜紙、オブザーバーなどに明かしたところによると、闇市場形成の発端は、カーン博士が一九七〇年代半ばに勤務していた英国、ドイツ、オランダの合弁企業、ウレンコ社から、ウラン濃縮のための遠心分離装置の設計図と機材供給業者の名簿を盗み出したことにさかのぼる。
カーン博士は、この情報を基に中国の協力も得て自国の核兵器を開発する一方で、イランやリビア、北朝鮮に対し核開発の情報を流していた。
核開発機材の闇取引は八〇年代後半から九〇年代半ばに集中して起きた。機材を供給したのはドイツやオーストリア、スイスなど欧州の最先端企業で、ドイツからマレーシア、アラブ首長国連邦(UAE)を舞台に暗躍していた商人が売買を仲介した。
機材の購入契約では、イランなどの海外駐在の外交官らが博士を通じ商人らと水面下で接触。商人らは先端企業には使用目的や最終納入先が分からないよう巧みに各部品を発注し、納品の際も荷物の積み出し地と目的地の書類を偽造して貨物船などで搬入していた。
昨年十月に米政府当局がリビア向け機材を輸送中のドイツの貨物船を臨検した際も実際の行き先などはごまかしていたことが確認されている。
イラン向けでは、UAEのドバイを拠点とするスリランカ人商人らが仲介していた。この商人はリビア向けにもかかわっていた形跡がある。カーン博士がチャーター機で部品を運び込むケースもあったとされ、これらは主に北朝鮮向けだったとみられている。
一方、カーン博士が盗み出した遠心分離装置の設計図は、回転部分の機材がアルミ製のものと、強力な合金製のものの二種類があり、アルミ製機材の方がマレーシアで製造されていたという。
アルミ製機材の購入にかかわっていたとされるのが、ドバイを拠点とするスリランカ人で、リビアに対する査察でも、ウレンコ社の設計を基にしたアルミ製の遠心分離装置が確認されている。
マレーシア当局は自国にはウラン濃縮機材の部品を製造できる業者はいないと否定している。
イランとリビアはすでに、カーン博士から流出した遠心分離装置の設計図をIAEAなどに提出した。米政府はリビアからは核爆弾の設計図も押収したとされている。
遠心分離装置は七〇年代の設計という古いものだったが、IAEA査察官らは「産業が未発達でも簡単に組み立てられ、すぐに核兵器を製造できる」と指摘している。(02/06)
http://www.sankei.co.jp/databox/n_korea/nkorea_4_1.htm
これは メッセージ 105128 (fabyondarone さん)への返信です.