小泉首相の訪朝と課題について☆☆☆☆☆

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産経抄より

投稿者: vaio6253 投稿日時: 2004/01/21 20:57 投稿番号: [102717 / 232612]
個人的に小泉首相は何を考えているのか?と思う所は多々あるんだけど、靖国参拝など最近の歴代首相とは一線を画し、大いに評価出来る部分はアル。(尤も現時点で、彼以上に適任者がいないのも事実かと。)
そして「ひょっとしてココまで読んでの発言だったのか?!」と思わせる事例もいくつかあるんだが・・・・


  他紙のコラムが取り上げているので気が引けるが、遅ればせながらあえて書いてみたい。というのは世間には曲解誤解が多いからである。小泉首相は施政方針演説のなかで中国古代思想の「墨子」を引用し、イラク派遣に国民の理解を訴えた。
  ▼墨子は紀元前五世紀ころの諸子百家の一人、孔子より少し遅く、孟子より少し早い人物とされる。よく引き合いに出されるのは兼愛(博愛)と非攻(戦争否定)だ。民主党の菅代表や社民党の福島党首などは「墨子は不戦の主張をした人」「非武装主義者の墨子の引用はご都合主義」と批判していた。

  ▼なるほど、墨子は「一人殺せば殺人罪で死刑になるのに、戦争で大量に殺せば正義になる」などとチャプリン流の主張をした。しかし単純な反戦平和だったのではない。素人の小欄では信用されまいから専門家の見解を引く。

  ▼本田済(わたる)氏の『人類の知的遺産・墨子』(講談社、昭和五十三年)では「墨子は骨太い戦国の人である。口ばかり達者な現代の反戦主義者とは違う」とある。そして「世上の反戦論と軽々に同一視してはならない。墨子の非攻は、攻められたら守るだけの備えをした上での議論だった」という。

  ▼一方、俊英の作家・酒見(さけみ)賢一氏の中島敦記念賞を受賞した『墨攻』(新潮文庫、平成三年)には「墨子と彼の教団は戦闘集団でもあった。精強無比の軍団が日夜、戦闘、戦術の工夫に精励していた」と。ただし墨子は自ら侵略することは絶対にしなかった。

  ▼こうしてみると墨子には時空を超えて共感を呼ぶところがある。そして小泉演説には、反戦平和論者の誤解曲解を誘いだすためのワナがしかけられていたのかもしれない。そうであるなら首相はなかなかの“深謀の人”である。


http://www.sankei.co.jp/news/column.htm
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