アカヒの社説
投稿者: hangyosyufu 投稿日時: 2004/01/18 02:19 投稿番号: [101749 / 232612]
自衛隊派遣反対だとまだ云ってるよ。
しつこいねぇ〜
陸自派遣――ほんとうの開国とは
陸上自衛隊の先遣隊がイラクへ向けて旅だった。実際には、いずれ550人規模となる部隊派遣の皮切りである。
私たちは、米軍の占領を実質的に手助けする現時点での自衛隊派遣には反対だ。しかし、派遣が現実となったいま、隊員の安全な任務遂行と、一日も早い帰国を願うのは、派遣の賛否を超えた国民の多くの気持ちでもあると思う。
ところで、小泉首相は自衛隊派遣が新たな「開国」だと言い始めた。明治維新ではそれまでの鎖国論者がみな開国派になったように、いまは反対する人も、時がたてば支持するようになるというのである。
政治家は明治維新を持ち出すのが好きだ。近代国家への大転換期と現在を重ね合わせることに魅力を感じるのだろう。それにしてもこの例え話は粗雑に過ぎる。
首相はこう言う。「全世界がイラクに安定した民主政権をつくるのに汗を流している」。自分さえよければという一国平和主義、つまり「鎖国」ではなく、世界と協力して日本の平和を期す「開国」をしよう。自衛隊の派遣こそ、その証しだと。
しかし、いま本当に問われているのは「鎖国か開国か」ではない。一国平和主義が私たちのとるべき道でないことははっきりしている。問われているのは、どういう「開国」が世界と日本のためかである。
私たちが小泉政権の方針に反対するのは、復興支援を軽視しているからではない。フセイン政権の崩壊は歓迎すべきことにせよ、あの戦争を支持はできないからだ。まして、復興支援のためとはいえ、自衛隊の戦時派遣へと、政策を大転換させなければならない大義も切迫性も見あたらない。
小泉首相は国際協調を説いてやまないが、米国が国連の同意なしに行った戦争はむしろ国際協調を壊した。首相はそれを支持した。首相の言葉と裏腹に、イラクでは「全世界」が汗を流しているわけではない。それも、戦争と占領への支持を多くの国がためらっているからだ。
日本は本格的な支援に乗り出さねばならないが、それには、無理を重ねて自衛隊派遣を急がずとも、占領を早く終わらせ、国際社会の総意で国づくりを助ける体制ができてからでいい。その時の自衛隊派遣ならもっと広い支持が生まれるはずだ。
イラクの復興は、戦争できしんだ世界の秩序をどう立て直し、日本がどう参画するかという問題でもある。そうしたことは横に置いて、とにかくブッシュ政権の求めに応える。そんな首相の方が、狭くて閉鎖的な考え方ではなかろうか。
自衛隊の派遣は、自衛隊を軍隊にしたいという首相の言葉と無縁ではない。「開国」には、世界を知り、諸外国とともに生きていくという覚悟が要る。それをいつの間にか忘れて孤立の道を歩み、破滅にいたった経験が日本にはある。来週始まる通常国会で、そこを論じ合ってもらいたい。
http://www.asahi.com/paper/editorial.html
しつこいねぇ〜
陸自派遣――ほんとうの開国とは
陸上自衛隊の先遣隊がイラクへ向けて旅だった。実際には、いずれ550人規模となる部隊派遣の皮切りである。
私たちは、米軍の占領を実質的に手助けする現時点での自衛隊派遣には反対だ。しかし、派遣が現実となったいま、隊員の安全な任務遂行と、一日も早い帰国を願うのは、派遣の賛否を超えた国民の多くの気持ちでもあると思う。
ところで、小泉首相は自衛隊派遣が新たな「開国」だと言い始めた。明治維新ではそれまでの鎖国論者がみな開国派になったように、いまは反対する人も、時がたてば支持するようになるというのである。
政治家は明治維新を持ち出すのが好きだ。近代国家への大転換期と現在を重ね合わせることに魅力を感じるのだろう。それにしてもこの例え話は粗雑に過ぎる。
首相はこう言う。「全世界がイラクに安定した民主政権をつくるのに汗を流している」。自分さえよければという一国平和主義、つまり「鎖国」ではなく、世界と協力して日本の平和を期す「開国」をしよう。自衛隊の派遣こそ、その証しだと。
しかし、いま本当に問われているのは「鎖国か開国か」ではない。一国平和主義が私たちのとるべき道でないことははっきりしている。問われているのは、どういう「開国」が世界と日本のためかである。
私たちが小泉政権の方針に反対するのは、復興支援を軽視しているからではない。フセイン政権の崩壊は歓迎すべきことにせよ、あの戦争を支持はできないからだ。まして、復興支援のためとはいえ、自衛隊の戦時派遣へと、政策を大転換させなければならない大義も切迫性も見あたらない。
小泉首相は国際協調を説いてやまないが、米国が国連の同意なしに行った戦争はむしろ国際協調を壊した。首相はそれを支持した。首相の言葉と裏腹に、イラクでは「全世界」が汗を流しているわけではない。それも、戦争と占領への支持を多くの国がためらっているからだ。
日本は本格的な支援に乗り出さねばならないが、それには、無理を重ねて自衛隊派遣を急がずとも、占領を早く終わらせ、国際社会の総意で国づくりを助ける体制ができてからでいい。その時の自衛隊派遣ならもっと広い支持が生まれるはずだ。
イラクの復興は、戦争できしんだ世界の秩序をどう立て直し、日本がどう参画するかという問題でもある。そうしたことは横に置いて、とにかくブッシュ政権の求めに応える。そんな首相の方が、狭くて閉鎖的な考え方ではなかろうか。
自衛隊の派遣は、自衛隊を軍隊にしたいという首相の言葉と無縁ではない。「開国」には、世界を知り、諸外国とともに生きていくという覚悟が要る。それをいつの間にか忘れて孤立の道を歩み、破滅にいたった経験が日本にはある。来週始まる通常国会で、そこを論じ合ってもらいたい。
http://www.asahi.com/paper/editorial.html
これは メッセージ 1 (mitokoumon_2002 さん)への返信です.