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そろそろ、避難方法は発想の転換を

投稿者: qo_es 投稿日時: 2004/10/28 19:27 投稿番号: [7925 / 52541]
と今日の朝日の社説が書いている。
何かあればすぐに、体育館に押し込める。
こんな方法をそろそろ改めようではないか?





<今朝の朝日・社説>
被災住民――体育館では眠れない


  テレビが伝える奇跡の救出劇を息をつめて見守った人が多いのではないか。

  新潟県を襲った地震で土砂崩れに閉じこめられていた男の子が、4日ぶりに助け出された。その無事な姿にほっとしたのもつかの間、続いて運び出された母親は亡くなっていた。もう1人の女の子の救出はなかなかはかどらなかった。

  なお強い揺れが続いている。そのつどテレビの画面には、体育館に避難した人たちのおびえた表情が映し出される。すっかりおなじみになった光景である。

  しかし、この光景に慣れてしまってはいけない。被災した人たちがみんな体育館に寝かされている。それは尋常なことではないのだ。

  放心したように座布団に座り続けるお年寄りがいる。半身不随の寝たきりの男性が毛布にくるまって寝かされている。風邪を引いた女性がせきをして、周りの人たちが不安そうに顔をそむける。

  こうした避難生活の中で体調を崩す人が相次いでいる。その多くはお年寄りだ。もともと高血圧や心臓病、糖尿病などの持病を抱える人もいるだろう。ふだん使っていた薬を持ち出せなかった人も少なくないはずだ。やまない余震は緊張感を高め、心臓への負担も大きい。

  医療の専門家は「健康を保つには十分な睡眠と水分が必要だ」という。

  しかし、体育館は寒いうえに混雑している。すぐそばには他人が横になっている。ぐっすり眠ることはできない。トイレを使いにくいため、水を飲むのも控えがちだ。インフルエンザなど感染症が広がることも心配されている。

  とりあえず避難する場所としては体育館もやむをえないだろう。しかし、2日も3日も板の上で寝るのは、若者でも体力を消耗する。せめてお年寄りや体力の弱った人たちは安心して眠れる場所に早く移れるようにすべきだ。

  厚生労働省は地震の翌日、手助けの要る人たちの避難所として、社会福祉施設や旅館、ホテルを活用するよう新潟県に連絡した。すでに定員を大きく超える被災者を収容している特別養護老人ホームもあるが、まだまだ動きは鈍い。

  被災地の近くには、宿泊できる公立の施設もたくさんあるはずだ。県外に応援を求めてもいい。企業の保養所などで受け入れに手を挙げるところはないか。

  東海地震の対策を進めている静岡県は、お年寄りや障害のある人、妊婦、乳幼児などを収容する「福祉避難所」として、社会福祉施設に加え、国民宿舎やゴルフ場と協定を結んでいる。こうした災害弱者を体育館に収容することは初めから想定していないのだ。

  体育館ではプライバシーが保てない。それを嫌がり、車の中で寝泊まりし、亡くなった人もいる。大声で泣く子がほかの人に迷惑をかけるのではないかと悩み、避難所にさえ行けない人もいる。

  災害のときはみんな体育館に、という発想はもうやめにしたい。
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