ファシスト「小泉党」
投稿者: dd_qq_d 投稿日時: 2004/09/25 07:17 投稿番号: [7102 / 52541]
(あさし新聞社説9月25日)
■内閣改造――小泉政権の命運が映る
残る任期は2年、小泉首相は構造改革を本気で実現する覚悟なのか、それとも抵抗勢力と妥協してでも任期を全うできれば良しとするのか。週明けの内閣改造や自民党役員人事を見れば、それが見えてくるだろう。
政権発足以来、内閣・党人事は3度目だ。昨秋は、直後の総選挙向けに「安倍幹事長」を軸とした選挙シフトをつくった。その安倍氏は夏の参院選敗北の責任をとって辞任する。参院選で傷ついた政権の浮揚力をどう回復するか。小泉氏には頭のひねりどころに違いない。
ところで、これまでの小泉内閣には、一つの特徴がある。塩川財務相や福田官房長官が去った後、改革の中核と自他ともに認める竹中金融相ら一部の人を除けば、閣僚たちの存在感が乏しく、その顔が見えないことだ。
川口外相の在任は2年半を超えた。この間、日本外交は大きな舵(かじ)を切った。イラク政策では、国論の分裂をおしての決断があった。ところが、川口氏の説明は、官僚が用意した文書の域を出ず、自分の信念で国民を説得する姿勢がうかがわれなかった。民間からの登用もいいが、川口外相には疑問符がつく。
道路公団の民営化に手腕を期待された石原国交相は、肝心の総裁の更迭に手間取る失態を演じてしまった。
閣議で閣僚が意見を戦わすということも、きわめて少なくなった。自民党は幅広い国民政党だったはずだが、国民の暮らしに直結する年金改革をめぐっても、実のある議論はほとんどなかった。
いや、話題をまいたという点では、なかなかにぎやかではある。森前首相の「神の国」発言を擁護した河村文科相。6年生の女児による同級生殺害で「元気な女性が多くなった」と述べた井上防災担当相。家事手伝いを公設秘書にした小野国家公安委員長。
首相は人事にあたって「脱派閥」「脱当選回数」を売り物としてきた。国民の人気を背景に、自民党の旧弊を壊そうとしてきたことは評価されていい。
だが、確かに派閥は崩れ始めたものの、党内はなお改革に抵抗する人々の牙城(がじょう)だ。党内の有力者は閣内に起用しにくい。その結果、首相の顔色はうかがうが、党や官僚を抑えられない閣僚が並ぶことになる。小泉政権の皮肉である。
こんどの人事で、首相は郵政民営化を支持するかどうかを入閣の基準にすると言う。分かりやすい対立構図にして、改革政権を印象づけようとするのもいいが、重要な課題は郵政だけではない。
首相は任期中の消費税増税はしないと宣言しているが、財政の状況や、年金、福祉の今後を考えれば、新しい内閣はこの問題に方向性を示さざるを得ないだろう。次期総裁を狙う「中二階」をからかっている場合ではあるまい。
民主党との2大政党時代だ。自民党内から、国民の心を引きつけられる人材をそろえることができるだろうか。
じっくり、お手並み拝見といこう。
■内閣改造――小泉政権の命運が映る
残る任期は2年、小泉首相は構造改革を本気で実現する覚悟なのか、それとも抵抗勢力と妥協してでも任期を全うできれば良しとするのか。週明けの内閣改造や自民党役員人事を見れば、それが見えてくるだろう。
政権発足以来、内閣・党人事は3度目だ。昨秋は、直後の総選挙向けに「安倍幹事長」を軸とした選挙シフトをつくった。その安倍氏は夏の参院選敗北の責任をとって辞任する。参院選で傷ついた政権の浮揚力をどう回復するか。小泉氏には頭のひねりどころに違いない。
ところで、これまでの小泉内閣には、一つの特徴がある。塩川財務相や福田官房長官が去った後、改革の中核と自他ともに認める竹中金融相ら一部の人を除けば、閣僚たちの存在感が乏しく、その顔が見えないことだ。
川口外相の在任は2年半を超えた。この間、日本外交は大きな舵(かじ)を切った。イラク政策では、国論の分裂をおしての決断があった。ところが、川口氏の説明は、官僚が用意した文書の域を出ず、自分の信念で国民を説得する姿勢がうかがわれなかった。民間からの登用もいいが、川口外相には疑問符がつく。
道路公団の民営化に手腕を期待された石原国交相は、肝心の総裁の更迭に手間取る失態を演じてしまった。
閣議で閣僚が意見を戦わすということも、きわめて少なくなった。自民党は幅広い国民政党だったはずだが、国民の暮らしに直結する年金改革をめぐっても、実のある議論はほとんどなかった。
いや、話題をまいたという点では、なかなかにぎやかではある。森前首相の「神の国」発言を擁護した河村文科相。6年生の女児による同級生殺害で「元気な女性が多くなった」と述べた井上防災担当相。家事手伝いを公設秘書にした小野国家公安委員長。
首相は人事にあたって「脱派閥」「脱当選回数」を売り物としてきた。国民の人気を背景に、自民党の旧弊を壊そうとしてきたことは評価されていい。
だが、確かに派閥は崩れ始めたものの、党内はなお改革に抵抗する人々の牙城(がじょう)だ。党内の有力者は閣内に起用しにくい。その結果、首相の顔色はうかがうが、党や官僚を抑えられない閣僚が並ぶことになる。小泉政権の皮肉である。
こんどの人事で、首相は郵政民営化を支持するかどうかを入閣の基準にすると言う。分かりやすい対立構図にして、改革政権を印象づけようとするのもいいが、重要な課題は郵政だけではない。
首相は任期中の消費税増税はしないと宣言しているが、財政の状況や、年金、福祉の今後を考えれば、新しい内閣はこの問題に方向性を示さざるを得ないだろう。次期総裁を狙う「中二階」をからかっている場合ではあるまい。
民主党との2大政党時代だ。自民党内から、国民の心を引きつけられる人材をそろえることができるだろうか。
じっくり、お手並み拝見といこう。
これは メッセージ 7099 (qo_es さん)への返信です.