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>国家公安委員長の【疑惑】

投稿者: dd_qq_d 投稿日時: 2004/09/24 15:30 投稿番号: [7081 / 52541]
■公安委員長――公設お手伝いさんか


  国家公安委員長を務める小野清子参院議員が、自宅で身の回りの世話を頼んできた女性を公設秘書にして、国から秘書給与を受けていた。

  実際どこまで秘書活動をしていたのか疑わしく、国会議員の逮捕が続いた秘書給与詐欺事件と似ているという指摘もある。立場が立場の小野氏である。そうではないと言うのなら、納得できる説明をしなければなるまい。

  この女性は98年まで10年間、公設第1秘書として登録されていた。小野氏は「秘書活動はしていた」と述べた。

  もっぱら自宅にいてもらい、支援者からの電話の取り次ぎ、会合の代理出席のほか、食事の準備、洋服をクリーニング屋さんに持っていくなどの家事を頼んでいたそうだ。前段はともかく、そんな家事は秘書業務とは言えないだろう。

  当時、小野氏の秘書をしていた人たちは「議員会館で顔を見たことがない。一緒に秘書の仕事をしたこともない」「秘書給与として受けていた金は、他の秘書の給与や選挙資金用にためていた」などと語っている。

  この女性には国会や議員会館に自由に出入りできる公設秘書バッジが割り当てられていた。それはバッジを持たない秘書たちが使い回ししていたという。

  参院事務局の計算では、10年間でこの女性に対して支払われた総額は7千万円以上になる。年収にすると700万円である。当時のサラリーマンの平均年収よりずっと多い。

  女性は、体操選手だった小野氏が64年の東京五輪に出場するため、お手伝いさんとして雇われた。以後、秘書登録された期間をはさんで、今までずっと東京都大田区の小野氏宅で働いている。

  小野氏は98年の参院選で落選、01年に返り咲いた。同じような仕事をしながら、なぜ一定期間だけ「議員秘書」だったのか。それも不自然だ。

  元秘書たちが指摘するように、秘書給与を他の目的に使用していたら、辻元清美・元衆院議員が逮捕された事件と同じような形になる。辻元氏は勤務実態のない女性を政策秘書として届け、給与の大半を事務所経費などに充てていた。

  秘書給与をめぐる詐欺事件では、今月、懲役1年4カ月の実刑判決を受けた佐藤観樹・元自治相の事件が記憶に新しい。支援者の妻を公設秘書として雇ったように装って、1700万円を国からだましとったとして逮捕された。

  同じような容疑で逮捕された国会議員は、この6年間で5人にのぼる。

  国家公安委員会は、警察庁の上にたって全国の警察行政を監督する。小野氏はその長である。辻元・元議員と佐藤・元自治相の逮捕は、小野氏が監督権限をもつ警察がおこなった。

  そうした立場を考えれば、小野氏には一般の議員に増して、自らの疑惑に答える責務がある。そうでなければ、全国のお巡りさんをはじめ、第一線で働いている警察官はやりきれないだろう。

(あさし新聞・社説、9月24日)
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