「世論」の話もしよう=近藤勝重
投稿者: bpqcoxbuz 投稿日時: 2010/10/09 08:03 投稿番号: [47363 / 52541]
しあわせのトンボ:「世論」の話もしよう=近藤勝重
人間というのは、正しいと思うことは求められていなくても口にしがちだ。
禁煙のすすめなどはその一つで、今度のたばこの値上がりを機会に「健康を考え、この際やめたら」と周囲のスモーカーに忠告した人もいただろう。現にテレビの番組でもコメンテーターの一人が隣のコメンテーターに禁煙をすすめていた。自らのがん体験をもとにしてのアドバイスであったが、忠告されたほうはと言うと、「ご意見としてうけたまわっておきましょう」と苦笑しつつ受け流していた。
ま、このケースなどは相手の健康を気遣ってのやり取りだから、おかしなことになるはずはないのだが、正しい意見というのはその人が思っているほど相手には受け入れられないものである。なぜか。一つには言い方の問題がある。意見を述べる側は正しいと思っているから、相手が受け入れないと説得調になってしまう。すると相手は押し付けがましい口ぶりに、反論はしなくても、反発することになる。
それに正しい意見と言っても、つまるところは自分の判断である。それが他人にとって正しいかどうかは、相手の置かれている状況とかかわるので、受け止め方は人それぞれとなる。
ところで昨今目立つのは、「正義」という言葉だ。米ハーバード大学のマイケル・サンデル教授の著書「これからの『正義』の話をしよう」が売れていることに加え、「検察の正義」が問われることになった大阪地検特捜部の証拠改ざん、隠ぺい事件、さらには尖閣諸島問題でも日中それぞれ「正義は我が国にあり」と主張している。そして今また民主党の小沢一郎元代表の資金管理団体をめぐる政治資金規正法違反事件では、検察審査会の議決を受けて小沢氏の黒白が法廷で問われることになった。
長年記者をやってきたが、「正義」が世上これほどクローズアップされるのも珍しいように思う。ただ、ぼく自身は正義という言葉に警戒的だ。正義を主張した人が迫害を受け、また逆に正義だと論じ立てた人が非道なことに手を染めていたことを知りつつ、年を重ねてきたせいであろう。
民意は正しい、世論は正義だといった風潮があるのも気になっている。世論とか、民意それ自体も仮説として検証されてしかるべきではなかろうか。
そういう意味では、「これからは『世論』の話もしよう」という気分である。(夕刊編集長)
毎日新聞
>世論を散々煽って政権交代を実現させたマスゴミが、民主党政権への風当たりが強くなった途端、今度は「世論は危険だ」と騒ぎ始めている。
こういう回りくどい言い回しは止めて、「我々は民主党を支持している。自民党が政権の座に返り咲く事は絶対に許さない。従って民主党を批判する奴も絶対に許さない。」と堂々と宣言すれば良いではないか。
公正中立を装って、偽善者を気取っているから、可笑しな記事になってしまうのだ。
人間というのは、正しいと思うことは求められていなくても口にしがちだ。
禁煙のすすめなどはその一つで、今度のたばこの値上がりを機会に「健康を考え、この際やめたら」と周囲のスモーカーに忠告した人もいただろう。現にテレビの番組でもコメンテーターの一人が隣のコメンテーターに禁煙をすすめていた。自らのがん体験をもとにしてのアドバイスであったが、忠告されたほうはと言うと、「ご意見としてうけたまわっておきましょう」と苦笑しつつ受け流していた。
ま、このケースなどは相手の健康を気遣ってのやり取りだから、おかしなことになるはずはないのだが、正しい意見というのはその人が思っているほど相手には受け入れられないものである。なぜか。一つには言い方の問題がある。意見を述べる側は正しいと思っているから、相手が受け入れないと説得調になってしまう。すると相手は押し付けがましい口ぶりに、反論はしなくても、反発することになる。
それに正しい意見と言っても、つまるところは自分の判断である。それが他人にとって正しいかどうかは、相手の置かれている状況とかかわるので、受け止め方は人それぞれとなる。
ところで昨今目立つのは、「正義」という言葉だ。米ハーバード大学のマイケル・サンデル教授の著書「これからの『正義』の話をしよう」が売れていることに加え、「検察の正義」が問われることになった大阪地検特捜部の証拠改ざん、隠ぺい事件、さらには尖閣諸島問題でも日中それぞれ「正義は我が国にあり」と主張している。そして今また民主党の小沢一郎元代表の資金管理団体をめぐる政治資金規正法違反事件では、検察審査会の議決を受けて小沢氏の黒白が法廷で問われることになった。
長年記者をやってきたが、「正義」が世上これほどクローズアップされるのも珍しいように思う。ただ、ぼく自身は正義という言葉に警戒的だ。正義を主張した人が迫害を受け、また逆に正義だと論じ立てた人が非道なことに手を染めていたことを知りつつ、年を重ねてきたせいであろう。
民意は正しい、世論は正義だといった風潮があるのも気になっている。世論とか、民意それ自体も仮説として検証されてしかるべきではなかろうか。
そういう意味では、「これからは『世論』の話もしよう」という気分である。(夕刊編集長)
毎日新聞
>世論を散々煽って政権交代を実現させたマスゴミが、民主党政権への風当たりが強くなった途端、今度は「世論は危険だ」と騒ぎ始めている。
こういう回りくどい言い回しは止めて、「我々は民主党を支持している。自民党が政権の座に返り咲く事は絶対に許さない。従って民主党を批判する奴も絶対に許さない。」と堂々と宣言すれば良いではないか。
公正中立を装って、偽善者を気取っているから、可笑しな記事になってしまうのだ。
これは メッセージ 1 (jjjjjjjjjjjjjjkohe さん)への返信です.