輿論の脆弱さ
投稿者: omotenouranourawaomoteyo 投稿日時: 2007/09/14 01:18 投稿番号: [38321 / 52541]
安倍晋三氏の総理辞任は残念である。私が「残念」と感じる理由の一つは、期待を寄せていた安倍氏の政治理念の実現が果たせないままになったことに在る。けれども、そのことについては、ここでは論じない。いま一つ「残念」に感じる理由は、報道機関の節度を越えて「安倍叩き」を繰り返してきた朝日新聞を筆頭とする一部メディアの、日本国の民情に対する煽動活動が効を奏した形となってしまったことに在る。国民輿論というものは、新聞・テレビ等のメディアによる煽動もしくは煽情によって、いとも容易に操られる。さほどに、脆弱である。
特に、朝日新聞が、「報道」の名目を隠れ蓑にして展開してきた「安倍政権打倒」のための輿論誘導作戦は、今さらながら、目に余るものがあった。「年金をめぐる社会保険庁の不正」・「政治とカネをめぐる不祥事」等々のスキャンダルをば、挙げて安倍内閣の責任に帰する、という誇張と歪曲の政治宣伝(:これは報道とは言えない)に終始した。その一方で、安倍内閣がこの一年間に果たした、「中国など近隣諸国との関係改善」・「憲法改正を視野にいれた国民投票法の制定」・「ゆとり教育によって失墜した学力の回復のための教育改革」・「天下り防止のための公務員制度改革」・「インド・オーストラリア・欧州などとの多角的外交」等々、その成果については、朝日新聞は無視してきた。
本来、新聞などのメディアの使命は、事実をありのままに報道し、国民に判断の材料を提供することに在る、はずである。しかるに、朝日新聞は、まず最初に「安倍憎し」の私情があって、その方針に沿う事柄は誇張し、その方針に反する事柄は無視もしくは歪曲してきたのである。この数週間、毎日新聞においても、その傾向が見られたのは、毎日のために、残念である。
そもそも、「世論調査」・「有識者の声」・「街の声」といった、一見、「客観的」であることを装った新聞社の手口は警戒すべきである。「世論調査」なるものはサンプリングの仕方によって如何様にも操作できるし、「有識者の声」や「街の声」なるものは、無数に有り得る意見の中から、どれを選び、どのように編集するかによって、恣意的に如何なる方向へも結論を誘導できる。新聞屋が「客観」を装う時こそ、警戒すべきである。いわゆる「報道機関」というものは、さほどに恣意的なものである。フランシス・ベーコンの言葉を使えば、「イドラ」(:さしずめ、「四つのイドラ」のうちの「劇場のイドラ」になるであろうか)に覆われた集団が、「報道機関」なる手段によって、煽情・煽動活動を欲しいままにするとすれば、民主主義社会は危うい。
今回の安倍首相辞任をめぐる一連の政治的動きの中で、ふとどきな新聞社の煽情・煽動活動が効を奏する形となったことは、まことに残念至極である。
これは メッセージ 38290 (oroti98 さん)への返信です.
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