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またぞろ、キャッチコピーに引っかかった

投稿者: kt19790776 投稿日時: 2007/08/20 12:42 投稿番号: [37655 / 52541]
>・「集団自決」の真実    曽野綾子
    日本軍の住民自決命令はなかった!
    大江健三郎の「沖縄ノート」の嘘を暴く!
  左巻きの毎日新聞もさすがに朝日新聞を庇いきれなくなったのかな?(笑)

  君は、曽野綾子の『「集団自決」の真実』を読んでみるといい。

  詳しくは、このトピのNo.36159〜36167「曽野綾子『作品』の政治的利用」を読んでもらいたいが、曽野綾子の1970年代の『ある神話の背景』(『「集団自決」の真実』の元版)は、文化領域で「左翼」が主流だった頃「日本軍人の内面」を重視する視点で「集団自決」の全貌を綿密な取材に基づいて書かれた作品だったため注目を集め、それが、21世紀になって、右翼が「集団自決はなかった」と「みなしたい」(!)願望を、一見かなえてくれるかのような表現も混ざっている『ある神話の背景』を、そのバイアスをかけて『「集団自決」の真実 -- 日本軍の住民自決命令はなかった!』として、再版させたものだった。
 
  タイトルも変え、サブタイトルに「日本軍の住民自決命令はなかった!」と付け加えられているが、本文そのものは『ある神話の背景』と全く変わらず、よく読んでみれば、「沖縄住民の集団自決」に「日本軍の関与」があったことはよく分かるのだが、本を読まないで、キャッチコピ−のようなサブタイトルだけに飛びつく「右翼諸君」には、格好の宣伝材料になっているようだ。

  自身の作品が、このように「政治的」に利用されることについて曽野綾子自身は『「集団自決」の真実』に「まえがき」も書いているし、日本財団の理事長も勤めたことがある身だから、「政治家(社会的言動者)」としては満足だろうが、若き日に『ある神話の背景』というドキュメントを書いた「作家の真実」としては、内心忸怩たるものがあると思う。(ちなみに、『ある神話の背景』は文藝春秋という老舗から出版されているが、『「集団自決」の真実』は、その姿が良く分からないマイナーな出版社から出されている。)
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