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中国「民工」悲惨な実態

投稿者: xyzhaya2gou 投稿日時: 2007/06/02 21:35 投稿番号: [35852 / 52541]
中国「民工」悲惨な実態   大阪の元商社員ら翻訳、出版

中国の出稼ぎ労働者「民工」の不安定な雇用の実態を告発し、中国で話題を呼んだ本を元商社員ら大阪府内の3人が初めて翻訳した労作「大地の慟哭(どうこく)−中国民工調査」が出版された。原書では「酷使され、差別され、命さえ軽んじられている民工」の悲惨な姿を浮き彫りにしており、日本語訳はよりわかりやすく表現。元商社員らは「高度成長を支える民工を紹介することで、彼らの境遇の改善になれば」と訴えている。(三宅統二)

  翻訳したのは、元三菱商事南京所長、田中忠仁さん(71)=箕面市在住▽追手門学院大学講師、永井麻生子さん(41)=大阪市在住▽中国出身の会社社長、王蓉美さん(34)=吹田市在住。

  出版計画は、田中さんが一昨年2月に訪中した際、発売されたばかりの原書「中国民工調査」(A5判、326ページ)を書店で買い求めたのがきっかけ。「暴露本ともいえる内容で、ぜひ日本で紹介したいと考えた」と田中さん。

  中国の出版社で版権を買い、知り合いの3人が一昨年8月から翻訳作業を進めてきた。

  PHP研究所から出版された「大地の慟哭」は四六判、478ページ。民工の苦悩を報告し、2002年から04年までの間に起きた100以上の具体的事例を訳した。例えば、こんな話が出てくる。

  「北京の建設現場では、給料未払いのため高層ビルから飛び降りると雇用主を脅し、支払いを求める男性の民工が後を絶たない。自らの命を担保にしなければ給料がもらえない。実際飛び降りて死亡するケースもあり、いつになったら飛び降りがなくなるのか」

  こうした差別の事例は、発禁になったリポート「中国農民調査」の内容にも通じるという。3人は、「民工の不満は来年の北京五輪を控えた現在も根強く、日本企業が進出する都市の治安の懸念材料だ」と指摘している。

■民工   中国の農村部から都市部に出稼ぎに来ている労働者。推計1億2000万人で、農村部の工場などで従事する農民を含めると2億人を超える。「中国民工調査」によると、内陸部の安徽、江西、河南、湖南、四川5省の出身者が多い。「農村戸籍」と「都市戸籍」に分類される中国では、「農村戸籍」の民工は都市で条件のよい仕事に就けず、多くは「汚い、きつい、危険」の3Kと呼ばれる業務に就労。平均月収は780元(約1万2300円)で、全労働者平均の半額以下とされる。

http://www.sankei.co.jp/kokusai/china/070602/chn070602001.htm
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