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朝日新聞、今日の社説

投稿者: nishibox 投稿日時: 2004/03/25 23:41 投稿番号: [3466 / 52541]
■イラク戦争――新たな疑問に答えよ




  ブッシュ米政権によるイラク戦争は正しかったのか。開戦以来くり返されてきた論争に大統領のテロ対策担当官だった人の新証言が加わり、波紋を広げている。

  前大統領特別顧問のリチャード・クラーク氏が出版した本やテレビのなかで明らかにした。9・11テロの直後、ブッシュ大統領がクラーク氏に対して、事件とイラクのフセイン大統領との関連を見つけ出せ、と強いるように言ったという内容だ。

  大統領自身や、ライス補佐官らその場に居合わせた人々は「記憶にない」「あらゆる可能性を調べろという指示だった」などと回想し、総じて証言に否定的だ。

  しかし、ブッシュ政権が発足時からフセイン政権の打倒を検討していたことは、当時財務長官だったオニール氏がみずからの実体験をもとに証言している。それから8カ月後に起きた9・11テロのすぐ後にラムズフェルド国防長官がやはりイラク攻撃を提案したことも、B・ウッドワード氏の『ブッシュの戦争』で紹介された。その通りだったとクラーク氏も認めている。

  父親のブッシュ元大統領が行った湾岸戦争以来の宿敵でもあるフセイン大統領を何としても倒したい。そうした願望が現大統領にあったことは間違いなかろう。

  だが、その思いが先に立ち、9・11とイラクの関連や大量破壊兵器の存在などを証拠が乏しいままに主張し、開戦を急いだとすれば、戦争の正当性は大きく傷つく。

  米政府と議会は、9・11のテロを事前に防げなかった問題や、開戦前のイラクに大量破壊兵器があると見誤った問題について、複数の独立調査委員会を設けて真相を究明しようとしている。

  どのような情報と判断に基づき、イラク攻撃が決断されたのか。クラーク証言はこの問題への答えを米国民だけでなく、世界に対して示すよう、あらためて迫っている。ホワイトハウスができないなら、調査委員会にそれを期待したい。

  ブッシュ政権は、クラーク氏が民主党の大統領候補指名を確実にしたケリー上院議員を支持していると決めつけ、彼の証言を政治宣伝だと批判している。クラーク氏はそれを否定しているが、イラク戦争は秋の大統領選の最大の争点となりそうなだけに、証言も政治的に使われるだろう。

  しかし、クリントン、ブッシュ両政権でテロ対策を担当し、1年前までその職にあった人物の内部告発を選挙用の宣伝として切り捨てるわけにはいかない。

  「やる必要のない、高い代償を伴うイラク戦争は、原理主義者や急進的なテロリストの運動を世界に広げ、勢いづかせた」。クラーク氏の著書の一節だ。

  大統領が言った言わないは、水掛け論に終わるかもしれない。だが、テロ専門家の戦争に対する分析は重い。ブッシュ政権は、この分析に対する説得力ある反論ができるだろうか。



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ほんと、薄っぺらい感情論。
反米ならそれで、もっとマシな主張があるだろう。
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