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勇気ある天声人語

投稿者: konnnanohadou 投稿日時: 2006/11/17 23:23 投稿番号: [32312 / 52541]
  和歌山市生まれの作家・有吉佐和子が、40年前に本紙の「舞台再訪」に、こう書いている。「記憶に残っている最初の紀ノ川は、私が八歳のとき見たものである」。生後、父親の勤務地・インドネシアに渡って、帰国した後のことだった。

  「その青く静かでゆうゆうたる流れは鮮烈な印象であった」。後年、この川を舞台にして小説「紀ノ川」を書く。「作品のモチーフになったのが、このときの感激であったのはいうまでもない」

  紀の川は、和歌山県の北部を東西に貫いて流れている。その流域での県の下水道工事を巡る談合事件で、木村良樹知事が大阪地検に逮捕された。04年の入札の際、この年の知事選で支援を受けた企業を、受注先の共同企業体に参入させた疑いがあるという。

  先月、福島県の前知事が汚職で逮捕されたばかりだ。県政のトップが相次いで逮捕されるとは、この国の地方自治体のありようが懸念される。福島の知事は5期目で、多選の弊害が指摘されたが、和歌山の方は2期目だった。

  木村容疑者は、知事としてこう述べたことがある。「無駄を排除した形の公共事業を行っていく必要があります……例えば、釘1本が本当は10円なのに、それを15円で買って工事をしてもみんなが潤う。だから、まあいいじゃないか、ということでいろいろな公共事業が行われてきた」(『地方が変わる、日本を変える』ぎょうせい)。

  言ったこととは裏腹に、税金を食いつぶす談合に自ら手を染めていたのだろうか。悠久の紀の川の流れを汚すような、深刻な事態だ。





その分け前に自ら手を染めていたわけだ。

よく書くわ。
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