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≪ご都合主義きわまる朝日≫

投稿者: rairiuuhamanehan 投稿日時: 2006/08/11 16:25 投稿番号: [29948 / 52541]
  ≪ご都合主義きわまる朝日≫

  逆に、かの『昭和天皇独白録』でも明らかなように、天皇は東條に対する信頼と同情のお気持ちを隠しておられない。そのほか、A級の合祀者の中には天皇のご意向に沿って開戦回避に最も熱心であり、終戦実現に最も積極的であった東郷茂徳元外相のような人物も含まれている。
  天皇が14人の“戦犯”を一括(くく)りにしてその合祀に「不快感」を抱かれたとはとても思えない。わずか120字ほどの短いメモから「A級戦犯   靖国合祀   昭和天皇が不快感」(メモを公表した日経新聞の見出し)という結論を導くのはいささか短絡に過ぎはしまいか。
  この「結論」によって、昭和天皇が参拝を止められたのは、これまでいわれてきたように、昭和50年に三木武夫首相が私人として参拝したのを機に、天皇のご参拝が公的か私的かが議論になったからではない、と主張する向きがあるが、そんな単純な二者択一の問題ではない。一部の“戦犯”に「不快感」を持たれたことが後に加味されたとしても、当時の激しい国会論議を見れば、参拝中止そのもののきっかけが三木参拝にあったことは十分ありうる。
  一方、このメモを基にして「首相の靖国参拝は控えるべきだ」とか、「分祀論に弾みがつく」などと言い立てる声があちこちから出ているが、こんなことは天皇のお言葉に対する露骨きわまる「政治的利用」にほかならず、厳に戒められねばならないことである。
  とりわけ噴飯ものは朝日新聞の姿勢である。本年1月31日の社説では、麻生太郎外相が靖国参拝問題に関して「天皇の参拝の問題まで持ち出した事実」を取り上げ、「天皇を持ち出す危うさ」と批判しながら、「富田メモ」が公表された翌日である7月21日の社説は「昭和天皇の重い言葉」を大上段に掲げて靖国参拝に反対している。
  自分の意にそぐわない文脈では天皇を持ち出すことに異を唱え、自分の意に適(かな)う文脈では手のひらを返したように天皇を担ぎ出す−ご都合主義もいいところではないか。

■ソース(産経新聞・iza)
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/seiron/14507/
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