サッカーも靖国のせい (朝日新聞)
投稿者: akaikunioasahi 投稿日時: 2006/07/20 22:25 投稿番号: [29531 / 52541]
asahi.com
経済気象台
(曙光)
http://www.asahi.com/business/column/TKY200607200111.html ■朝日新聞
経済気象台 「自由は根付いたのか」
サッカー日本代表の監督だったジーコ氏は、選手の自主性を重ん
じ、自由にプレーして、持てる力を発揮することを期待した。
だが選手たちは、自由が身に付かず、指示には忠実だが、自ら判断
して全力を出せるほど「成熟していなかった」。
我が家のサポーター2人も、ドイツで12番目の選手のつもりで戦っ
てきた。試合中は「前へ、前へ」と念じた。だが日本チームは、技術力
はあっても、それを100%使って勝利につなげる責任意識が足りな
かった。やはり「成熟していなかった」のだ。
サッカーはその国の文化の縮図であり、今の学生、サラリーマンの姿
と重なる。
思い出すのはマッカーサー証言だ。日本人は占領で得た自由を守れ
るのか、と聞かれ「日本人は12歳の少年で学びの段階だから、新しい
思想が根付く」と言った。あれから55年、まだ自由は根付いていない
のか。ところが小泉首相は、日本に自由は根付いている、と宣言した。ブッ
シュ大統領との共同文書「新世紀の日米同盟」によれば、「自由、人間
の尊厳・人権、民主主義、市場経済、法の支配などの普遍的価値観
は、両国の歴史的伝統に深く根差したもの」だ。
これは中国を牽制(けんせい)する条項とされるが、日本自身、自信を
持ってそう言えるのか?
自由が根付いているなら、サッカー選手も学生もサラリーマンも、もっと
生き生きと力を発揮しよう。自由には責任が伴う。そう思えば、全力を尽
くす意欲が生まれよう。
経済や社会のルールを破る自由、首相が何度も靖国参拝する自由な
ど、自由のはき違えもなくなり、普遍的価値観に基づく現行憲法を押し付
けと非難することもなくなろう。
自由を根付かせ、ソフトパワーを強めることがいかに大切か、サッカー
が教えてくれる。
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