◎與謝野 馨ちゃんへ〜晶子より
投稿者: potyaripotyariprori 投稿日時: 2005/10/30 23:01 投稿番号: [22880 / 52541]
“馨よ祖母の意に叛くことなかれ”
(憲法改悪の、自民党にある孫を思い嘆きて)
君死にたまふことなかれ
(旅順口包囲軍の中に在る弟を歎きて)
晶子26歳。
陥落前の厳しい時期の旅順にいる弟、
籌三郎(ちゅうざぶろう)24歳。
ああをとうとよ、君を泣く、
君死にたまふことなかれ、
末に生まれし君なれば
親のなさけはまさりしも、
親は刃をにぎらせて
人を殺せとをしへしや、
人を殺して死ねよとて
二十四までをそだてしや。 第1連
姉として弟への切実な思い。後段の「人を殺せとをしへしや」は、戦争への懐疑、戦争で人を殺すことは正しいことなのかという疑問を強く表現している。
堺の街のあきびとの
旧家をほこるあるじにて
親の名を継ぐ君なれば、
君死にたまふことなかれ、
旅順の城はほろぶとも、
ほろびずとても何事ぞ、
君は知らじな、あきびとの
家のおきてに無かりけり。 第2連
最後の2行には、職分の独立が明示されている。戦争は軍人の仕事、商人のやることではない。商人の論理をもって戦争を黙殺している。
君死にたまふことなかれ、
すめらみことは、戦ひに
おほみづからは出でまさね、
かたみに人の血を流し、
獣の道に死ねよとは、
死ぬるを人のほまれとは、
大みこころの深ければ
もとよりいかで思されむ。 第3連
天皇に対する率直なことば。大胆な表現。天皇を神としてではなく、人間として対等の立場においている。(大町桂月が賊臣、不忠者と批判)
ああをとうとよ、戦ひに
君死にたまふことなかれ、
すぎにし秋を父ぎみに
おくれたまへる母ぎみは、
なげきの中に、いたましく
わが子を召され、家を守り、
安しと聞ける大御代も
母のしら髪はまさりぬる。 第4連
前年に父を亡くし、母はこの時56歳で病勝ちであった。晶子は3年前に家を出ている。傾きかけた店の経営が母一人の肩にかかっている。居ても立ってもいられぬ母への思い。
暖簾のかげに伏して泣く
あえかにわかき新妻を、
君わするるや、思へるや、
十月も添はでわかれたる
少女ごころを思ひみよ、
この世ひとりの君ならで
ああまた誰をたのむべき、
君死にたまふことなかれ。
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★明治は遠くになりにけるも
★戦争…軍靴の音は近くなりけり
ああ日本よ!
国民よ!
爛れたる自・公の
嗚呼!堕したる政治を哭く!(-_-;)!
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