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朝日の社説

投稿者: konnnanohadou 投稿日時: 2005/07/31 09:42 投稿番号: [20248 / 52541]
戦争を知る   あちこち行きませんか




  靖国神社にある博物館「遊就館(ゆうしゅうかん)」の展示や見学ツアーについて、読者のさまざまな意見が本紙オピニオン面の「声」欄に寄せられている。

  「戦争を知らない子どもたちに靖国ツアーを行うことに賛成である」「非常に驚いたのは、どれもが戦果をたたえ、自衛のためと強調していたことでした」

  戦後60年の節目の夏である。小泉首相の靖国参拝が議論を巻き起こす中で、あの戦争のことをもう一度考えてみたいという思いが広がっているのだろう。靖国神社が投げかける戦争観をどう見るか。子どもにどう伝えるか。

  東京都町田市の青年会議所は、夏休みに小中学生を遊就館などに連れて行く「歴史探検ツアー」を計画している。市教育委員会が後援しているため、市民団体や教職員組合が「戦争を正当化する歴史観を後押しすることにつながる」と後援を撤回するよう申し入れた。

  じつは、私たちも1年余り前、「遊就館を訪れてみては」という社説を書いたことがある。遺書や遺品など3千点の展示品は、戦死した兵士たちの思いや戦争の悲惨さを語りかけてくる。

  しかし、多彩な展示の底流には、あの戦争は正しかったという明確な立場がある。戦争をする日本を世界がどう見ていたかという視点はうかがえない。靖国にまつられた人々を思うとともに、ここにはいない戦争の犠牲者たちにも思いを寄せたい。私たちはそう訴えた。

  重要なのは戦争を客観的に理解することだろう。この展示だけでは一方に偏ってしまう恐れがある。戦争を知らない世代には、戦争の実態や、なぜ戦争をしたのかを知るために、できるだけ多くの資料に接してもらいたいと思う。

  その気になれば、周囲にはたくさんの資料がある。たとえば横浜市の「あーすぷらざ」国際平和展示室では、神奈川県の空襲の映像を見られる。戦争体験を語る県民のインタビューや手記もある。

  「聖戦の美名のもと、強盗、放火、殺人を平然としてやる」と、中国の戦場での日本軍の姿をつづった人もいる。

  戦争に関する施設は、埼玉県平和資料館、川崎市平和館、立命館大学国際平和ミュージアム(京都市)、大阪国際平和センター(ピースおおさか)、広島平和記念資料館、長崎原爆資料館、沖縄県平和祈念資料館など全国にある。

  テレビ各局は8月にどっさりと、戦争を語る番組を用意している。映画館や舞台、書店をのぞくのもいい。インターネットにも戦争体験者の証言がある。

  戦争の時代を生き抜いた人たちは、いろいろな質問にこたえてくれるだろう。戦争をした米国やアジアの人たちがいたら、彼らの声も聞いてみるといい。

  戦争の悲惨さを世代を超えて伝えるために、実に多くの人々が努力している。勇気をふるって、つらい体験を語り継ぐ人々もいる。戦争の本質を知るために、できるだけたくさんのことに接したい。(7月31日)




悲惨な結果を招く戦争はしないに越したことはない。

その理念は世界共通であるはず。

一方で

羊のようにおとなしくしている国に対しては繰り返し非難し続け

他方で

軍拡を猛烈に推し進める国に対しては

まるで貝のようにダンマリを決め込んでいる。

こんなダブルスタンダードを決して許すべきでない。
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