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今朝のの社説より

投稿者: sos_nippon 投稿日時: 2005/03/12 08:27 投稿番号: [14706 / 52541]
■わいせつ議員――ああ、何やってんだ


  またひとり、国民の代表が国会を追われる。

  東京4区で選ばれた自民党の中西一善衆院議員だ。40歳の一年生議員は、深夜の都心で通りすがりの女性を建物に押しつけ、無理やり体を触った。

  秘書給与の詐欺。受託収賄。選挙違反。不正な政治資金操作。国会に巣くう犯罪者のリストは分厚く積み上がるばかりだが、さすがに強制わいせつでの現行犯逮捕は史上初めてである。

  警察署でも泥酔したまま、自分には「不逮捕特権がある」と言ったそうだ。何という思い上がり、女性に対する蔑視(べっし)だろう。国会議員にことさら高い倫理は期待しないが、それにしてもこういう人物が自民党の公認を得て、国政の中枢に入っていたとは恐ろしい。

  2003年11月の前回総選挙で9万票余りを得て当選した。彼に一票を投じた有権者は今どんな思いだろうか。

  いや、こんな行動を生みかねない文化が、ひょっとしたら永田町にはあるのかも知れない。

  かつて早大生らのサークルの強姦(ごうかん)事件について、自民党の太田誠一元総務庁長官が「集団レイプする人は、まだ元気があるからいい」と言ってのけたことを、世の女性たちは忘れていまい。「許しがたい暴言」と真っ向からかみついたのは、同じ自民党の野田聖子氏だった。

  セクハラ問題を問われた国会議員は、公明党や共産党にもいた。

  前回の総選挙のあと、刑事事件や不祥事で辞職に追い込まれた議員は、これで7人目だ。選挙での買収で自民党の2人が辞め、民主党の佐藤観樹元自治相は公設秘書の給与をだまし取っていた。米国の大学へ、実はなかった自分の卒業記録を探しに行った民主党議員もいた。

  さて、中西議員の事件に対する自民党の対応は素早かった。逮捕から13時間余りで議員辞職が決まった。来月の衆院補選で福岡2区から復活をめざす山崎拓元幹事長への悪影響を避けたかったのだろう。山崎氏もみずからの女性問題が響いて落選の憂き目にあった。中西議員は都議出身だ。7月の都議選への配慮もあったに違いない。

  武部幹事長は「党改革の断行」を表明した。それが、わいせつ事件の再発防止にどう結びつくのだろうか。

  口先ばかりのきれいごとなら、もううんざりだ。
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