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チェイサー

投稿者: iwaki02_06 投稿日時: 2009/05/08 17:23 投稿番号: [758 / 768]
ハリウッド・リメイクが決まった、、、という話題で宣伝を打っている「チェイサー」を観ました。

撮影、編集、音効、そして俳優陣の演技は、かなりのクオリティーでした。

ただ、残念なのはシナリオのブラッシュアップが足りないこと。

警察・司法の仕事のレベルが低く、そのため加害者を素早く拘束することも出来ず、また被害者に十分な保護を行うこともできない現状が背景になっています。そして、もと刑事ではあるが今は裏稼業でその日のシノギをしている在野の人間が一番最短距離を動いて犯人を追い詰めていく、という設定もかなりのアイデアではありました。

ちょっと設定は違いますが、担当警察が的外れなことばかりしている一方で門外漢が実は一番すぐれた推理をした数年前のアメリカ映画「ゾディアック」を連想します。

ただ、惜しまれるのは、犯人の ”異常性”の設定が非常に安易で硬直したものであったこと(それでも犯人役の俳優の演技力はかなり優れていた)、そしてそれを追う「もと刑事」の性格設定、履歴設定を徹底的に掘り下げられてはいなかったことです。
その部分のさらなる工夫とアイデアがあれば、この映画は第一級のサスペンスになっていたでしょう。
この辺の作り方は「羊たちの沈黙」という最良のお手本があったのですから、もう少しシナリオ段階で細部を掘り起こして犯人の異常性を知的にそして具体的に描くことが出来た筈です。

多くの韓国映画が今陥っている共通の欠点の一つである、「感動作を作るという意気込みが、逆に作り手に都合の良い安易な設定や展開の連続したストーリーを求めてしまう」事が、やはりこの作品にも見えてしまったのが残念です。

これを防ぐとても良い方法は、黒澤が行った「合議制によるシナリオ作り」があります。

韓国映画は、60年代〜70年代の、今よりも自由な表現が禁じられていた時期の方が、すぐれた脚本が沢山あったような気がします。

技術系のレベルは、今やアジアでは日本以上に絵作りが上手になってるので、韓国映画界は、すぐれたシナリオになかなか出会わないという壁を破った時、もう一度 "韓流のウエィヴ”が起こると思います。(ラッキーなホームランだった「冬のソナタ」の亜流から早く脱却することですね。)

「作家の映画」が、キーワードでしょう。
これは日本も同じこと。
ハリウッド方式を持たない、アジアの映画に 、”まずは作家ありき ”は宿命だと思います。
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