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『僕の”世界の中心”は君だ』

投稿者: anthoniy_williams 投稿日時: 2009/01/27 20:44 投稿番号: [518 / 768]
かつて石原慎太郎は「日本人に韓流が人気があるのは日本の50、60年代のノスタルジックな雰囲気を描いているからだろう」と語った。   たしかに日本の田舎の原風景は破壊尽くされ、昔からあった地域共同体のようなゆるやかな人間関係はもはや皆無であり、隣の住む人の素性すらわからない日本になってしまった。

だからこそ日本人は、韓国映画のノスタルジックな風景や人間関係に日本人の古き良き時代を思い出し、親しみ、懐かしみ、時には涙を流すのだろう。

この映画は日本映画「世界の中心で愛を叫ぶ」のリメイクではあるが、元作品をはるかにしのぐ作品に仕上がっているは、ストレートな感情表現の上手い韓国人俳優の演技力によるものなのだろうか。


『今日から僕は
  君のために泣き
  君のために笑い
  君のために生きる
  これから僕の”世界の中心”は君だ』


こういった愛情表現の言葉を私たち日本人が言うのは気恥ずかしい。   それをけれんみもなく言い切れる韓国人にはまだ熱いハートを持っている人が多いということか。   日本人の若者も安保闘争のころは熱い人が多かったようだが、最近は冷めている人が多い。それも時代の流れといえばそれまでだが、何ごとも曖昧にしてしまう日本文化と、何かにつけて熱くなる韓国文化との違いのようなものもあるかもしれない。

さてこの映画は、古典的ないわゆる「不治の病」ものなのだが、美しいヒロインとチャ・テヒョン演じるユーモアあふれる主人公の対比も面白いし、巨済島周辺の美しい風景をバックにスホとスウンのキラキラしていた高校時代が美しくノスタルジック豊かに描かれる、途中で病気が発覚してからは、どこまでも一途に一生懸命に尽くそうとするスホに自然に涙がこぼれ、ラストシーンは10年後に思い出にひたるスホが描かれて、大泣きしたあとに静かに余韻にひたることができるそんな映画です。


評価5



★   評価基準
評価5   心から感動できるもの   号泣できるもの
評価4   映画としてそこそこ楽しめる
評価3   全体としてたいしたことないけど、少しは光るものが感じられる
評価2   見てちょっと損した気分
評価1   くだらない、見るだけ時間の無駄
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